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標準最大24日間MIL規格準拠スマートウォッチ「Amazfit T-Rex 2」約1ヵ月使った!

2022年10月02日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●飯島恵里子/ASCII

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現在地情報はスピーディーに取得でき、測位の精度も高いように感じられた

道に迷っても戻れるナビゲーション機能が秀逸

 T-Rex 2は、運動の記録、健康指標のモニタリング、スマホの通知など、スマホに求められる機能はほぼ漏れなく備えています。その中で、一般的なスマートウォッチと比べた優位性と言えるのがナビゲーション機能でしょう。

「Zepp」アプリに記録された過去のワークアウトのデータや、「Zepp」アプリに取り込んだデータをT-Rex 2に転送できる

 T-Rex 2は、同時に2つの衛星電波を利用できるデュアルバンドの位置測位システムが可能。また、GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS(みちびき)の5つの衛星測位に対応しています。このうち、デュアルバンドの位置測位と、QZSSへの対応が前モデルからの進化点で、アウトドア環境でも、より正確な位置を測位できるようになったとのこと。筆者はアウトドア派ではなく、登山時の位置情報取得のスムーズさなどを実感する機会はなかったのですが、普段ウォーキングやランニングをする際に、GPSによる位置情報の取得が素早く感じました。

 ナビゲーション機能は、歩いた行程を正確に記録することはもちろん、あらかじめ用意した登山ルートを取り込んで、道案内に使ったり、道に迷ったときに、辿ってきた道を戻れるようにナビゲートしてくれる機能も使えます。

 筆者は登山の趣味を持たずこの1ヵ月にそうした機会はなかったので、日常的にウォーキングをするルートで、ナビゲーション機能の使い勝手を試してみました。

T-Rex 2では「ウォーキング「サイクリング」などのスポーツモードを選択した後、「ナビゲーション」→「マイルート」で、取り込んだルートを確認できる

 ルートは、「Zepp」アプリからT-Rex 2にインポートできます。筆者は、自身の過去のウォーキングのデータを取り込みました。Amazfitのスマートウォッチを使っている友人がいれば、その友人のアークアウトデータをエクスポートして、メールなどで送ってもらい、そのデータを「Zepp」アプリにインポートして利用することも可能。登山のコミュニティサイト「ヤマコレ」で作成した登山計画をGPXファイルでダウンロードして、「Zepp」アプリに取り込むこともできるそうです。

T-Rex 2の画面では、このようにルートが表示される

 T-Rex 2にインポートしたルートでウォーキングを始めると、ルートから外れるとアラートが表示されました。大きく外れてしまった場合は、スタート地点まで戻るルートを表示でき、導いてくれます。ウォッチの画面には地図は表示されませんが、正しいルートで戻っているかどうかはひと目で確認できます。初めて訪れる場所で道に迷った場合などに重宝しそうです。

ルートから外れた場合のアラートは「20m」または「50m」で設定可能。このような表示とバイブレーションで、ルートから逸れたことがわかる

道に迷った場合は「ナビゲーション」→「視点に戻る」を選択。」「直線で戻る」または「トラックバック」を選べる。余談ではあるが、この「直」の字など、一部、日本語化が不自然なところが気になった

画面に表示されるルートを見ながら、辿ってきた道を戻ることができる

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