Google「Fitbit Air」
腕時計の“2個着け”問題ついに解決! 画面を捨てた「Google Fitbit Air」のヤバすぎる装着感
2026年06月04日 12時00分更新
グーグルから新しいフィットネストラッカー「Google Fitbit Air」が発売されました。これまでのFitbitデバイスが培ってきたヘルスケアトラッキングのノウハウと、グーグルによる最新AI技術が融合した新しい形のウェアラブルデバイスです。
今回は、発売前の期間を含めて約2週間ほど実機を試せる機会を得ました。実際の使用感や連携アプリの使い勝手について、筆者のインプレッションを報告します。
GoogleとFitbitがプラットフォーム統合を実現
GoogleとFitbitは元々は別々の会社、およびブランドでした。2021年にグーグルによるFitbitの買収が完了して以来、両社によるヘルスケアサービスとウェアラブルデバイスのプラットフォームの統合が段階的に進められてきました。
そして今回の新製品Fitbit Airの発売にともない、連携するヘルスケアとフィットネスのアプリ「Google Health」も登場して、いよいよ本格的に両社のプラットフォームが一元化されることになります。
グーグルの公式なサポート情報によれば、今年の5月19日より従来のFitbitアプリはGoogle Healthアプリに移行しました。これに伴い、これまで「Fitbit Premium」として提供されてきた有料サブスクリプションサービスも、「Google Health Premium」に名称が変わります。日本国内での利用料金は月額1580円、年額プランでは1万3000円です。
注目すべき点としては、Google AIの上位プランである「Pro」と「Ultra」の加入者には、このGoogle Health Premiumが追加料金なしの特典として提供されることです。Geminiと連携する斬新なヘルスケアサービスが多くの人にとって試しやすくなる、思い切ったパッケージング戦略だと思います。
デバイスのプラットフォームという視点から見ると、グーグルには純正のスマートウォッチであるGoogle Pixel Watchシリーズがあります。Pixel Watchには独自のWear OSが搭載されていますが、今回のFitbit Airの本体OSについては、公式の仕様ページなどで明記されていません。
実機の挙動や仕様を確認する限りでは、Wear OSのような汎用アプリの実行環境は持たず、Google HealthアプリとBluetoothで連携するための、Fitbit系の組み込みソフトウェアを搭載しているようです。
Fitbit AirがPixel Watchと大きく異なる特徴がひとつあります。それは、iPhone=iOSにも対応していることです。iOS 16.4以降を搭載するiPhoneに、iOS版のGoogle Healthアプリを導入すれば、Androidスマホとペアリングして使う場合とほぼ変わらない機能を利用できます。この点はFitbitブランドから発売されてきた、多くのスマートウォッチやトラッカーデバイスの体験価値を踏襲しています。
現在、Apple WatchはAndroidデバイスとペアリングして使うことができません。その状況下で、グーグルのプラットフォームがiPhoneユーザーにも広く門戸を開いていることは大きな意味を持つと、筆者は考えます。
Fitbitの豊富なデータとノウハウをベースとした、リッチなヘルスケア・ワークアウト機能がiOSユーザーにも提供されることで、今秋以降に発売されるであろう、新しいPixel WatchがiOSに対応するのではないかという期待も膨らみます。
ウェアラブルデバイスの選択肢が広がることは、結果としてPixelデバイスやグーグルのエコシステム全体のシェア拡大にもつながります。
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