ターゲットはあくまで単身者
ahamoはもともと、デジタルネイティブ世代など、一人暮らしの「単身者」を狙っている感が強い。「スマホ料金は自分で支払わないといけない。ならばできるだけ安いブランドや会社を選びたい」という人たちだ。
そもそもは家族と一緒に暮らしていて、スマホ料金は親が家族分をまるごと支払っていた。しかし、独立して、一人暮らしを始めるとなると、自分で支払わなければいけない。これまではNTTドコモからMNPしてワイモバイルやUQモバイルが選ばれてきた。
そういったユーザーの流出を止めるためにahamoができた。つまり、ahamoはUQモバイルやワイモバイル対抗という位置づけとなっている。
一人暮らしで自宅に光回線などはない。ネットはもっぱらスマホで見ている。しかし、コロナ禍でYouTubeやNetflixを視聴する時間が増えた。大学や会社ではZoomやTeamsでのオンライン授業や会議が連日のようにある。しかし、それではahamoの20GBでは足りない。という人向けのオプションが「ahamo大盛り」というわけだ。
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