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高級車から軽まで! 「ジャパンキャンピングカーショー2022」で見つけた個性的なキャンピングカー

2022年02月20日 12時00分更新

文● 佐藤ポン 編集●ASCII

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牽引免許が要らない小型トレーラー
carshop 3seven77(カーショップスリーセブン)

 丸いシルエットがキュートなトレーラーを展示していたcarshop 3seven77(カーショップスリーセブン)。このキャンピングトレーラーは、牽引免許が不要な「Rodeo mini タイプ1」。商品名に「mini」とついているが、全長約4×幅約2mなので、就寝定員は4人と十分。展示車両の価格は379万2800円。

どこでも移動できる個人オフィス
ケイワークス

 当イベントは「遊び」をテーマにした展示会なのに、この車両のテーマは「仕事」。ケイワークスの「ハイエース オフィスカー」は、車内の後部でデスクワークができる仕様になっている。展示車両を覗くと、車内には浮かれた装飾は一切ナシ。飾ってあったのはノートパソコンとセカンドモニター、プリンターなど事務用品だけ。冷蔵庫の中身は確認していないが、おそらく栄養ドリンクが大量に入っているのだろう。展示車両の価格は758万円だ。リモートワークが当たり前になったいまの時代に求められている車両なのかもしれない。

荷物の出し入れが楽になるアイデア商品
ユーアイビークル

 ユーアイビークルのブースに展示してあった「ハイエース スライドフロア」は、ハイエースの荷室に設置する巨大な引き出し。通常、大量の物を積むには荷室に人間が入って作業しなければならないが、スライドフロアがあれば簡単に積み下ろしできる。スライド量は最大1400mmで、耐荷重は300kgまで。価格は28万3800円だ。

 うれしいことに、スライドドアの設置には車体に穴を開けたり溶接する必要がなく、フレームにある既存の穴を使用する。スタッフによると、キャンプだけでなく自転車愛好家や工事関係者にも愛用されているそうだ。スライドフロアの動作は実にスムーズで、ハンドルグリップを離すと4ヵ所でロックがかかる仕組み。坂道に駐車した際に引き出しが飛び出てくる心配がないよう、考えられている製品だ。

キャンプだけでなく病院からも問い合わせ殺到中
EZDOME HOUS

 球体のシルエットがかわいい「EZDOME HOUSE」は、大人2人が90分で組み立てられる部屋。キャンピングカーではないが、アウトドア関連商品として毎回このイベントに出展しており、昨今のアウトドアブームで人気が高まっている。室内の内径は3mで、本体重量は約300kg。価格はハッチドアと窓付きパネル3面がついた基本仕様で99万8800円。

 主なターゲットは個人だが、購入者のなかにはキャンプ場やテーマパークを経営する企業も少なくないそうだ。彼らは広大な土地にEZDOME HOUSEを複数設置し、宿泊施設として貸し出している。EZDOME HOUSEはワンサイズ・ワンカラーのみ展開しているが、ユーザーのニーズに応えてオプションを次々と増やしているのが特徴。今回展示してあった巨大な窓がそれで、海岸沿いに設置する用途を想定している。

 スタッフに話を伺うと、EZDOME HOUSEはコロナ渦で意外な使い方が増えているそうだ。それは病院での隔離施設としての活用法。すでに約500の病院で運用されており、いまでも問い合わせが殺到しているとのこと。病院の駐車場や庭に球体の建物が設置してあったら、おそらくこの商品だろう。

 ということで、イベントに展示されていた一部を紹介させてもらったがいかがだっただろうか? 今後、まだまだ人気が続きそうなキャンピングカー。ひとりでも複数人でもアウトドアを楽しめる移動手段、生活手段としてますます注目が集まりそうだ。

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