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ただフィールドを駆け回るだけでも、おもしろい!

テンポよし、やり込み多数の『Pokémon LEGENDS アルセウス』は最高の時間泥棒ゲームだ

2022年02月03日 12時00分更新

文● Zenon/ASCII

頼りにされると悪い気はしない。ポケモン図鑑の完成を目指せ!

 シリーズ恒例となるポケモン図鑑は本作でも健在。しかし今回は「図鑑タスク」という新要素が用意されており、1匹捕まえただけではそのポケモンのページが完成しない仕組みとなっている。

ポケモン図鑑。昔ながらの紙の束を紐でまとめた作りで、時代を感じるものに

ビッパのページ。「捕まえた数」だけでも25匹まで5段階のタスクがある。そのほか、「重いサイズを捕まえた数」や「倒した数」などもあり、これらのいくつかを達成・報告することで「研究レベル」が上昇。レベル10に達するとページが完成する

コリンクの完成版。タスクを全部こなす必要はなく、できそうなものを積み上げていけばOKだ。なお、赤い矢印付きのタスクを達成すると研究レベルが上がりやすいので、優先的に狙うのがオススメだ

 フィールドからコトブキムラへ帰る際、今回の活動報告として捕まえたポケモンの数などを計上。それをもとに団員ランクを上げるポイントが蓄積し、団員ランクが上がれば行ける場所が広がったり、ポケモンが言うことを聞くレベルが上がったりする。

「ヒトツボシ」へのランクアップ! 新たなモンスターボールを使えるようになるなど、便利なシステム開放もあるので積極的にタスクはこなしておきたい

 余談だが、これまでのシリーズで「ポケモン図鑑の完成」を博士に頼まれるのは、「冒険のついでによかったら目指してみてね」くらいのニュアンスだと自分は感じていた。できたらスゴイけど、冒険を楽しむ意識づけの記号でしかなかったのだ。

 しかし本作では、図鑑の完成がストーリーと密接に関わっている。そのうえ、この時代の人たちはポケモンを畏れる対象と見ており、まともに捕まえることができないのだという(畏れる以前に投球コントロールが下手という説もあり)。

 つまり、ポケモン図鑑を完成させられるのは自分しかいない。この調査隊の未来は、プレイヤーである自分の双肩にかかっているというわけだ。

「調査隊にはアスキーくん(プレイヤー名)がいるのです!」と自信たっぷりに言い放つラベン博士。「誰でもできること」を押し付けられる無茶ぶりは勘弁だが、「自分にしかできないこと」で頼りにされるのは、正直……悪い気はしない(単純)

そのほかミニゲームも多数!なが~く遊べる「ポケットモンスター」シリーズ最新作をぜひその手に

 また、本作にはポケモン図鑑というデカいやり込み要素のほかに、複数のミニゲームなどが用意されている。

ライドポケモンに乗って風船割りに挑戦するミニゲーム。ダッシュの使い方がミソ

ボールを投げて風船を割りまくる「射的」のミニゲーム。高得点を出すほどいい景品がもらえる

 そのほか、107の「ともしび」を集めるやり込み要素もあるし、ムラの住民から依頼されるサブ任務も非常にバリエーション豊か。すべてこなそうと思ったら数十時間、あるいは100時間ほど遊べそうな時間泥棒なゲームだと感じた。

 難点があるとすれば、本作は通信対戦には非対応であり、せっかくポケモンを育成しても友人と競いあう楽しみが存在しないことだろうか。そこは従来のシリーズファンにとって物足りない点だと言えるかもしれない(まぁ筆者は対人戦が苦手なのでホッとしてる面もあるのだが)。

 とは言え、前述の通りボリュームは盛りだくさんで、たっぷり遊べるのは間違いない。物語もいままでにない設定で斬新だし、テンポは今風でサクサク、納得感も達成感も味わえる濃密な旅が展開する。最近の作品から離れていた親世代の方々も楽しめると思うので、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。

サブ任務で登場する色違いポニータ。かわいすぎません?

 

【ゲーム情報】

タイトル:Pokémon LEGENDS アルセウス
ジャンル:アクションRPG
販売:任天堂
発売:ポケモン
制作:ゲームフリーク
プラットフォーム:Nintendo Switch
発売日:発売中(2022年1月28日)
価格:6578円(パッケージ/ダウンロード)
プレイ人数:1人
通信機能:ローカル通信対応、インターネット通信対応
CERO:A(全年齢対象)

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