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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第41回

2万円前半で1000Wが買える!

【鉄板&旬パーツ】注目度アップ中のSUPER FLOWER製電源ユニットを使ってみた

2022年01月01日 12時00分更新

文● 藤田 忠 写真●藤田 忠 編集●北村/ASCII

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消費電力600Wオーバーのストレステストでチェック

 続いてはシステム全体に負荷をかける「AIDA64 Extreme Edition」の「System Stability Test」を1時間実行した際の電圧変動をチェックしていこう。ストレージを除いたCPU、メモリー、ビデオカードに負荷を掛けるため、今回のテスト構成では、テスト実行中のシステム全体の消費電力は550~660Wに達している。

「System Stability Test」では、ビデオカードだけでなく、CPU内蔵GPUにも負荷がかかっている

 「CINEBENCH R23」と同じく、「LEADEX PLATINUM SE 1000W」から順に見ていくことにしよう。さすがに消費電力が「CINEBENCH R23」の倍近くに達するだけあって、12Vは12.072Vから12.240Vで変動。最大変動幅は0.168Vと1%を超えるが、600Wを超える超高負荷状態でも、定格を割ることはなく、グラフは12.096Vのほぼフラットな波形になっている。5V、3.3Vは、変動幅が1%未満に収まっており、定格を割ることもなかったのは、さすがといった感じだ。

LEADEX PLATINUM SE 1000Wの結果

LEADEX PLATINUM SE 1000Wの結果

 続いて850Wモデルなので電源ユニットへの負荷率は70%台になる「LEADEX III GOLD ARGB PRO 850W」の結果をみると、12Vの変動幅は1%を超える12.024V~12.168Vになっており、グラフ波形は小刻みにブレが出ている。また、3.3Vが定格をわずかに下回る3.288Vを記録している。

LEADEX III GOLD ARGB PRO 850Wの結果

LEADEX III GOLD ARGB PRO 850Wの結果

 「LEADEX V GOLD PRO 1000W」の結果は「LEADEX III GOLD ARGB PRO 850W」に近く、12Vの変動幅は最大0.144Vとなる最小12.048V、最大12.192Vを記録し、3.3Vも定格を下回る3.288Vになっていた。

LEADEX V GOLD PRO 1000Wの結果

LEADEX V GOLD PRO 1000Wの結果

 4製品目は「LEADEX V PLATINUM PRO 1000W」だ。12Vの傾向は「LEADEX V GOLD PRO 1000W」と同じで最大変動幅は1%を超える0.144Vになっている。3.3Vは最大値が3.332Vと若干高めなのもあり、最小でも3.312Vと定格を割ることはなかった。

LEADEX V PLATINUM PRO 1000Wの結果

LEADEX V PLATINUM PRO 1000Wの結果

 最後は「LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W」の結果を見ていこう。テスト中の12Vは12.096V~12.216Vで、5モデル中唯一、変動幅が1%未満になっている。ただ、3.3Vは3.296Vとわずかに定格を割っている。

LEADEX VI PLATINUM PRO 1000Wの結果

LEADEX VI PLATINUM PRO 1000Wの結果

 いずれのモデルも超高負荷な「AIDA64 Extreme Edition」の「System Stability Test」で、不安のない安定性を発揮している。なかでも、1000W、PLATINUM認証、2万円台前半で超高負荷状態でも安定の出力性能を発揮した「LEADEX PLATINUM SE 1000W」はかなり注目と言える。

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