ミッドシップのケイマンでコースを走行
今回用意されたポルシェは718ケイマンTというミッドシップモデル。お値段は897万2000円になります。「911じゃないんですか?」という部員S。それは無理でしょ、と思っていたら、今度は「ポルシェって意外と安いんですね」と言い出したゆみちぃ部長。アイドルってそんなに高給取りなのか? と驚く部員たち。
「だって、今日乗ってきたクルマ、1200万円ですよね?」と、同日取材のアウディe-tronを指さします。さらに「MINIのJCWの一番高いモデルに、オプションを付けたら700万円位になりますよね? それに200万円出したらポルシェが買えるんですよ」と、典型的な金銭感覚崩壊者の発言が飛び出すではありませんか。実にいい傾向です。
生まれて初めてポルシェのステアリングを握るゆみちぃ部長。さらに言えば、初めてのクローズドコース走行ということで、初めてだらけです。まずはドライビングポジションから。「ブレーキペダルがしっかり踏める場所までシートを調整してください。続いてハンドルの上に腕を置いて、手首の位置までハンドルを前に出してください」というインストラクターの指示に従い調整します。「ペーパードライバー講習の時より、随分前に来た印象です」というゆみちぃ部長。それもそのはず、これがスポーツドライビングのポジションで、リラックスして運転する一般道の運転とは異なります。
クルマ取材の時、マネージャーさんは後部座席に同席されます。ということでポルシェに乗りこもうとするマネージャー氏ですが、718ケイマンTは2シーターなので同乗不可。ということで、以降は車載カメラの映像をご覧ください。
90分間待ちぼうけとなった、同行マネージャーと部員S、そして部員K。「ゆみちぃ部長大丈夫ですかねぇ?」と不安になりましたが、90分後、ポルシェは無事に帰還。100万円の損害賠償請求がなくて一安心です。我々の心配をよそに、ゆみちぃ部長は「すっごく面白かった!」と無邪気な笑顔をみせます。
「いやー、さすがアイドルさんということもあって、走りのリズムがいいんですよ。あと覚えるのがとにかく早くて、しかも素直なんです」というインストラクターからのお褒めの言葉に、ドヤ顔で応えるゆみちぃ部長。外周コースよりも、ゆみちぃ部長的にはほかのエリアが気に入ったようで「ローンチコントロールが凄かった。停止状態でアクセルとブレーキを両方踏んで、ブレーキを離して一気に加速するんですけれど、内臓が置いて行かれるような感覚で! あとドリフトが難しかった。全然できなかった」と興奮しながら語ります。
そういえば……と、走行前に設置した車載カメラを確認した部員K。しかし……映っていないではありませんか! 「どういう事ですか!」と詰め寄る部員S。「だって、この360度カメラ、30分しか撮れないんですよ」「30分しか撮れないカメラを90分の走行枠に設置しないでくださいよ!」と、オトナは醜い争いを起こします。何も知らないゆみちぃ部長は、ただただポカーンとするばかり。
最後にインストラクターの方に、運転が上手になるコツについて伺いました。「まずはリラックスをされることです。初めてのポルシェ、初めてのコースということもあって、相当緊張されていましたが、体が硬くなっている状態では上手く運転できません。まずはリラックスしましょう。そして、目線を遠くに置くことを意識してください。パイロンスラロームをした際、近くのパイロンに目がいきがちでしたが、もっと遠くを見るようにすることが早く、綺麗に抜けるコツになります。それは一般道の運転でも役立ちますので、意識した方がいいですね」とのこと。
90分のポルシェ・サーキット体験で、ゆみちぃ部長の運転技量が一気にアップ、というわけにはいかないのは最初からわかっていること。もちろん何度も通えば、上手くなることは間違いありません。ゆみちぃ部長も、そんな手ごたえを感じたようです。ですが「ポルシェでサーキットを走るのって、すごく楽しいと思いました。それがポルシェで体験できると思うと、5万円は安いですよ」ということがわかったのが、今回の大収穫。そしていよいよスポーツカーに開眼したのかな? と部員達は期待します。
「でも前回乗ったポルシェのSUV(カイエン)が凄かったなぁ。ポルシェを買うならアレがいいな」と、オチをつけるあたり、さすがゆみちぃ部長。ちなみにカイエンは1096万円から。最上位グレードになると2725万円になります。「え? 718ケイマンTってメッチャお買い得じゃないですか!」と、金銭感覚が完全に崩壊させながら、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京を後にしました。

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