DJ式シェラカップ式そばその1「ロングプレイ」
さて、いつもの原っぱにやってまいりました。この日は、風除けとしてバンドックの「ソロティピー1 TC」が活躍。このテント、今年買って良かったものの筆頭です。もはやフロントフラップのないティピーは考えられませんな。
この日、この時の気温は、最寄りの測候所のデータによれば6.8度、風速は6.8m/s。レギュラーガスでは不安だったので、熱源はSOTOの「ST-310」とプロパン入りガス「ST-760」を持ってきました。そこそこ寒くて風も強い環境で、9度ほどの水400mlが沸騰するまでに、だいたい3分。さすが低温に強いSOTOのマイクロレギュレーター付きバーナー。これならそばも問題なくゆでられます。
さて、シェラカップを2個使うのは、調理手順と飲食を途切れないようにするため。片方でお湯を沸かしながら、片方でそば湯を飲むといった、ターンテーブル2台で曲をつなぐDJのような手法です。
プレイスタイルはいくつか考えられますが、私がやったのは2通り。ひとつは長い時間だらだらすることを前提とした「ロングプレイ」。都度水からお湯を沸かして、そばとそば湯を頂くパターンで、そのステップは4つ。
1 シェラカップAに水を入れ火にかけ沸騰を待つ
2 シェラカップAにそばを投入
3 シェラカップBにざるを重ね、シェラカップAの中身をあけ、そば湯を残す
4 ざるをシェラカップAに重ね、ざるのそばを水で洗う
5 (1に戻る)
要するにシェラカップの片方をゆで専用、もう片方をそば湯受け専用として使う。そばを洗った水を沸かして、またそばをゆでるので、水の節約にもなるという手順です。
画像はステップ5の状態。ざるにはそば、シェラカップBにはそば湯が残り、それを飲み食いしながらお湯を沸かし、ステップ2の実行を待っています。ちなみに、この日はそばの投入から再沸騰まで、20秒から30秒という理想的なスピードでした。
実は300mlのシェラカップも調理手順は同じだったのですが、シェラカップの大きさ、そばの量が倍になっただけで、チルいと申しますか、せわしなさを全然感じない。沸かす、ゆでる、洗うの操作も、そばを食べる儀式として楽しめる。次もすぐにゆでられると思えば、量についてもストレスなし。600mlのシェラカップはとても良いものです。
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