Boomi、基幹システムとSaaSのデータ連携で大日本印刷のDXを加速
Boomi, Inc.
スピーディーかつセキュアなデータ連携を実現
インテリジェントな接続性と自動化のリーダーであるBoomi™社（本社：米国ペンシルベニア州、日本オフィス：東京都千代田区、以下Boomi）は、印刷事業と飲料事業で構成される大日本印刷（DNP）グループ企業の情報システムの開発を担う株式会社DNP情報システム（以下、DNP情報システム）が、基幹システムとSaaSデータの連携をBoomiの導入により当初見込んでいた約半分の期間で実現した事例を発表しました。
DX（デジタルトランスフォーメーション）の実現には、ビジネス環境の変化に迅速に即応し続けるためのシステム構築が必要不可欠です。DNP情報システムは、日々発生する膨大な数の受注登録や請求書の処理、資材購買、生産管理、配送管理など、大量のデータを処理する基幹系システムを長年にわたって独自に開発し、運用管理してきました。システムのほとんどが、社内でスクラッチ開発したオリジナルの業務アプリケーションです。
一方で、近年は、営業部門の顧客管理や、経費精算業務などで、SalesforceなどのSaaSアプリケーションの活用が始まっており、特に海外事業所ではその活用が加速しています。そこで、DNP情報システムでは、ビジネス環境の変化に即応するため、古くから作り込んだ基幹システムと、新しいSaaSを連携させることが可能なデータ連携ツールの評価を2019年2月より開始しました。
そして、クラウドと基幹システム間のデータをセキュアでスピィ-ディーにつなげること、また、「獲得した顧客と同業の会社で自社との取引が少ない顧客を探したい」、「営業活動にかかったコストも含めて分析したい」といった内容をはじめ、次々と上がってくるビジネス部門からの要求にスピーディーに対応するため、熟練した技術者でなくても手間をかけずに連携プログラムを作れることを評価し、Boomiの導入を決定しました。PoCで実際に利用し、ローコードで実に簡単に接続設定が可能であることを確認しています。
DNP情報システムは、Boomi AtomSphere™ Platformを導入することで、クラウドを最大限に活用した柔軟なアーキテクチャを実現しました。自社でサーバーを構築する必要がなく、コスト削減と短期間での導入を可能にし、開発・運用監視環境がクラウドで提供されていることで、複数拠点からの開発や１システムでの運用監視を実現しました。そして、ソースコード管理やバージョン管理もクラウド側で行われ、担当者の負荷軽減につながりました。さらに、実行環境をクラウドのみならず、オンプレ側に置いてSaaSと連携できることは同社のセキュリティ規定上の大きな利点でもありました。
株式会社DNP情報システム デジタル革新推進部 部長 河野 智晃 氏は、次のようにコメントしています。
「DNPは、営業先の同業他社への横展開や、新しい顧客層へのアプローチなどを加速するため、SoR領域（守り）である基幹系・勘定系のモノシリックな仕組みと、SoE領域（攻め）である最新のSaaSアプリケーションデータの統合・連携を求めていました。Boomiが提供する強力な連携ツールによって、当初、弊社で連携プログラムをスクラッチ開発した場合に1か月程度と見込んでいたSalesforceとの連携部分の開発を、その半分弱で実装できました。その後の機能追加に関しても、従来と比べて3割程度早く完了し、現場のビジネスニーズにスピーディーに応えることができました」
Boomi Japanカントリーゼネラルマネージャーの堀 和紀は、次のようにコメントしています。
「重要なデータの抽出元となるSoRとSoEは、それぞれ出発点が異なり、システムとしては違った生い立ちになります。お客様はこれらをBoomiを使ってAPIで迅速につなぎ、ビジネスニーズに応えることで、新たな価値の創出と、ビジネスチャンスの拡大を実現されています。APIの活用は、DXを活性化する上での鍵となります」
追加リソース：
・ 株式会社DNP情報システム事例 https://marketing.boomi.com/rs/777-AVU-348/images/DNP%20Information%20Systems%20Case%20Study.pdf
・ Boomiverse Communityについて https://community.boomi.com/s/
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