ソニーは26日、1型イメージセンサーを搭載した「Xperia PRO-I」を発表しました。同日にメディア向けに開催された体験会で、いち早く実機に触れて、撮影することもできました。なお、体験会では同日に発表されたXperia専用のVRヘッドセット「Xperia View」と「Xperia 1 III」のSIMフリーモデルも出展され、使い勝手を試すことができました。これらの製品のファーストインプレッションを、フォトレポートでお届けします。
なお、発表時の記事についてはこちらをご覧ください(ソニー「RX100 VII」と同等の1型センサー搭載の究極カメラスマホ「Xperia PRO-I」登場!)。
1型センサー搭載「Xperia PRO-I」
もはやカメラに近い操作感
Xperia PRO-Iは、スマートフォンでは世界初の像面位相差AFを備える1型イメージセンサーを搭載。4K 120fpsのハイフレームレート撮影に対応するなど、動画撮影機能も強化されたカメラが主役のモデル。体験会では、実際にシャッターを押して撮影してみることができ、実装されている1型センサーも展示されていました。
Xperia PRO-Iの発売日は12月15日で価格は19万8000円(税込)。ソニーの直販サイト・ソニーストアのほか、ソニー直営店(実店舗)のほか、「au +1 collection」でも取り扱っています(SIMフリーモデルなのでau +1 collection扱いです)。

Xperia PRO-Iのサイズは、フラッグシップのXperia 1 IIIと同等。6.5型の4Kディスプレイを搭載。「Photography Pro」「Cinematography Pro」に加えて、新たに動画撮影用の「Videography Pro」がプリインされている

サイドフレームにはライン状の溝があり、手が滑りにくくなっている。右側面には音量キー、指紋センサーを兼ねる電源キー、動画撮影用の「Videography Pro」アプリが起動するように初期設定されたショートカットキー、そして、シャッターボタンを搭載

左側面にはSIMスロットを搭載。2枚のnanoSIMを装着でき、DSDS/DSDVに対応。5GネットワークはSub 6のみに対応し、ミリ波には非対応。2枚目のSIMはmicroSDカード(最大1TB)との排他利用となっている

上から超広角(16mm)、広角(24mm)、望遠(50mm)と並び、3D iToFセンサーも備えている。広角のみZEISS Tessarレンズを採用し、青いZEISSロゴもデザインされている。なお、ほかのレンズもZEISS製で、すべてのレンズにZEISS社独自のT*(ティースター)コーティングが施されている

RX100 VIIに搭載されているセンサーを最適化したというXperia PRO-Iの1型センサー「Exmor RS」。このセンサーをスマートフォンの薄いボディーに実装するには、並々ならぬ苦労があったという

静止画の撮影には、Xperia 1 III/5 IIIなどと同じ「Photography Pro」を使用。ミラーレス一眼カメラ「α」と同じように細かい設定ができるが、「BASIC」や「AUTO」に設定すれば、カメラまかせで撮影できる

Xperia PRO-Iと同時に発売される「Vlog Monitor」も試すことができた。ワイヤレスリモートコマンダー機能付きのシューティンググリップ「GP-VPT2BT」(既発売)に取り付けて、まずはXperia PRO-Iとペアリング
Xperia PRO-Iの主なスペック | ||
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メーカー | ソニー | |
ディスプレー | 6.5型有機EL(21:9) | |
画面解像度 | 1644×3840ドット | |
サイズ | 約72×166×8.9mm | |
重量 | 約211g | |
CPU | Snapdragon 888 | |
メモリー | 12GB | |
ストレージ | 512GB | |
OS | Android 11 | |
5G対応周波数 | Sub 6 | |
カメラ | アウト:約1220万画素 (24mm/F2.0、F4.0可変) +約1220万画素(16mm/F2.2) +約1220万画素(50mm/F2.4) +3D iToFセンサー /イン:約800万画素 |
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バッテリー容量 | 4500mAh | |
防水/防塵 | ○/○(IPX5,8/IP6X) | |
生体認証 | ○(指紋) | |
USB端子 | Type-C | |
イヤホンジャック | ○ | |
Qi | ○ | |
カラバリ | フロストブラック | |
発売時期/価格 | 12月15日/19万8000円 |
