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Windows情報局ななふぉ出張所 第252回

メモリー容量や画面出力が改善:

アップル新型「MacBook Pro」M1搭載Macとの違いは

2021年10月20日 09時00分更新

文● 山口健太

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不満だったメモリー容量、外部ディスプレー出力に改善

 筆者のメインマシンはメモリー16GBのMac mini、持ち歩き用にメモリー8GBのMacBook Airも使っています。基本的には快適にM1ライフを満喫してきたわけですが、不満がなかったわけではありません。

 まずはメモリー容量です。これまでのM1搭載Macは店頭売りのモデルが8GB、カスタマイズで最大16GBでした。ほとんどの用途は8GBで快適に使えますが、仮想マシンやアドビ製品などを同時に使うなら16GBが欲しいところです。

 この原稿を執筆中のMac miniの場合、「物理メモリ 16.00GB」に対して「使用済みメモリ 14.25GB」。メモリプレッシャーは「黄色」表示になっており、体感できる速度低下はまだ起きていないものの、やや不足気味であることが分かります。

メモリー16GBのM1搭載Mac miniで作業中の様子

 新型MacBook Proでは標準で16GB。M1 Proは最大32GB、M1 Maxなら最大64GBが選択できます。メモリーの追加は高価なオプションですが、「お金さえ払えばメモリーを積める」選択肢ができたのは嬉しい点です。

 次にディスプレー出力です。M1世代ではMacBook AirとProは外部1画面、Mac MiniはHDMIとUSB Type-Cで合計2画面しか出力できませんでした。回避策としてUSB接続のDisplayLinkアダプタがあり、比較的うまく動いていました。

 これがM1 Proでは外部2画面、M1 Maxでは外部4画面まで出力可能になっています(うち最大3画面が6K解像度)。それを超える多画面出力が必要な場合、DisplayLinkが機能するかどうかは検証したいところですが、ひとまずメインマシン利用に耐えられる水準にはなりました。

M1世代では苦労した2〜3画面への外部出力に対応(アップルの発表イベントより)

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