あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第145回
SUVとは違うのだよ! Jeep「ラングラー アンリミテッド ルビコン」は街乗りもいける本格クロカン
2021年09月04日 12時00分更新
視界が高く広いので運転しやすいけど
車幅感覚は慣れが必要
唯さんにステアリングを託す前にスタッフが運転したところ、ほかのクルマと比べて車幅感覚がつかみづらいことが気になりました。一般的にタイヤはエンジンフードの両端にあるのですが、ラングラーのタイヤはエンジンフードの外側にあり、そのフェンダーが運転席からでは見えないのです。さらにフロントバンパーも長く位置が長く、鼻先がどこにあるのかわかりません。そして最小回転半径が6.1mと、小回りは効きづらく、車庫入れはちょっと大変。その様子は唯さんにも伝わってしまったようで「この人、運転に苦労しているなぁ」と感じたのだとか。不安を感じさせてしまいゴメンナサイ。
では、大変なクルマを唯さんに運転してもらいましょう。するとステアリングを握って少し走っただけで「あ、わかりました。大丈夫そうです」とすぐに独特の車幅感覚に慣れてしまったというから驚き。当方としては「左折時、縁石に乗り上げてしまい……」という状況を期待していたのですが、そのようなことはなく、スタッフよりも堂々としたドライビングを披露するではありませんか!
しかも「視界が高く、そして広いので運転しやすいですね」というから驚き。さらに「ハンドルは思ったよりも軽いフィーリングなんですね。あとアクセルをほとんど踏まなくてもクルマが進むトルクの太さを感じます。最初少し踏んだら、あとはアクセルオフのままで巡行するというイメージですね」と的確なコメントを連発します。「一方、車体が重たいからか、ブレーキの制動距離は長めで、ストロークも深い印象を受けました。だから、制御やパワーによる車体の軽さと物理的な車体の重さの両方を感じます」なのだとか。事前に運転していたスタッフもこの発言には納得で、パワーはあるので見た目以上に速いクルマなのですが、クルマの重量を感じながら、ゆとりをもって走るのがラングラーの楽しみ方と思われたようです。
乗り心地に関して唯さんは「助手席に座ってもらった時、乗り心地は思ったよりはしっかりしていて好ましく思いました。硬めですが、不快ではありません」と思ったうえで「運転していて手ごたえを感じさせる足だと感じました。ロール量も少ないので、運転しやすいです」と笑顔。「あと意外と走行中は比較的静かで、エンジンの振動が体に伝わったりしないんですね」とも。適度に聴こえるエンジン音も好ましく思われている様子です。「なんか慣れてしまえば、普通にイイクルマですね」と唯さんは笑顔でピースサイン。相当気に入った様子です。
「スポーツカーの対極にあるクルマですから、とても魅力に映るんですよ。本当は両方あるとイイんですけれどね」と唯さん。「それに女性がコレに乗っていたらカッコイイじゃないですか」と、どこか自分と重ねあわせている様子。確かに女性がラフな格好でラングラーに乗っていたらカッコイイかも!
そして「本格モデルなのに、クルマのあちこちにJeepのアイコンみたいなものがあるんですよ。これがカワイイんですよ」とフロントガラスを指さす唯さん。こういったところも、彼女の琴線に触れたようです。
「乗ったのは今日が初めてですけれど、他のJeepにも乗ってみたいですね」と、Jeepに一層興味を抱いた唯さん。「やっぱりJeepって本当にイイモノですね」と、某映画評論家のような言葉を残して取材を終了しました。
エクステリアや世界観だけのクルマだと思っていた我々スタッフは、今回ラングラー アンリミテッド ルビコンに触れて考えを改めたというのが正直なところ。想像以上に現代的で実用的、それでいて快適でありながら、伝統を守り続けているという点は、多くの人から支持されるのも納得です。ルビコントレイルのような道を走ることはなくても、走れるという自信をドライバーに与えてくれるラングラー アンリミテッド ルビコン。唯さんが帰った後、スタッフは「ほかのJeepにも触れてみたいですね」と気づけばJeepの魅力にハマりかけていることを正直に告白します。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第626回
自動車
あのジムニーがファミリーカーに!? 「ジムニーノマド」に乗って実感した3つの良いところ -
第625回
自動車
【燃費テスト】マツダ「CX-60」ディーゼルで東京~大分1200km無給油チャレンジ! 結果は意外な結末に -
第624回
自動車
俺たちはこういうホンダを待っていた! 軽EVベースの痛快ホットハッチ「Super-ONE」が楽しすぎた -
第623回
自動車
商用バンが激変! 予算15万円から始める「プロボックス」のアウトドア仕様カスタム -
第622回
自動車
1000km走破で実証! メルセデス「E220d」のディーゼルは“圧倒的な疲労感のなさ”と“超低燃費”だった -
第621回
自動車
予算700万円台からの輸入セダン選び。BMW「3シリーズ」がメルセデス「Cクラス」より“運転が楽しい”理由 -
第620回
自動車
普段使いのエブリイか、積載特化のハイゼットか? 人気軽バン2台を乗り比べてわかった決定的な違い -
第619回
自動車
補助金で実質344万円から!? 3代目「日産リーフ」は広さも走りも別格の完成度 -
第618回
自動車
安くてもちゃんとベンツ? 豪華装備付きで588万円の「A200d」に乗ってわかった妥協なき重厚感 -
第617回
自動車
BMWのコンパクトセダン「2シリーズ グランクーペ」が日本の道でマジでイイ5つの理由 -
第616回
自動車
大きくても惹かれる理由がある! アウディの新型「Q5」は全車マイルドハイブリッド化で隙ナシに - この連載の一覧へ

























