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ゲーミングデバイス初心者にもオススメ

6000円台のメカニカルキーボードも登場! コスパ抜群のGAMDIAS製デバイスを紹介

2021年06月11日 17時00分更新

文● 高橋佑司 編集● ASCII

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重量調整も可能でマウスパッド付属のお手頃マウス

 同社ではキーボードだけでなく、マウスやヘッドセットなども取り揃えている。前述のHERMES L1シリーズ同様、マウスやヘッドセットでもコスパの良いゲーミング向け製品を販売している。今回は、その中からゲーミングマウス「ZEUS M2」と、ゲーミングヘッドセット「HEBE P1」を紹介しよう。

 実売価格3800円前後のZEUS M2は、重りによって重量調整可能な製品。「高速な操作のために軽いほうがいい」「止めたいところでしっかり止まるように重いほうがいい」など、マウスの重さは好みが分かれる部分だが、それをある程度調整できるようになっている。LEDライティングやDPI調整機能など、ゲーミングマウスらしい機能も搭載している。

GAMDIAS「ZEUS M2」

裏側に重りを入れるスペースがあり、1つ5gの重り2つで重量を調整できる

ボタン数は左右クリック、サイドボタン2つ、ホイールボタン、DPI制御ボタン3つの計8ボタン。中央のDPI制御ボタンは、↑印のボタンがDPI引き上げ、↓印がDPI引き下げ、その下のボタンがDPIをサイクル(最大の時に押すと最小になる)するボタン。登録できるDPIは6段階

 また、ユーティリティーソフト「HERA」を使用して、DPIの細かい設定やスイッチの機能、マクロの構築なども可能。5000円未満でこれだけ本格的なカスタマイズ機能を備えているのは珍しい。

HERAソフトウェアで各ボタンの機能をカスタマイズしたり、マクロを設定したりすることが可能

ソフトウェアを使用すると、DPIを200刻みで調整できる

 サイズは67(W)×118(D)×38.5(H)。実際に持ってみると、幅や奥行きの大きさはそれなりで高さは低めな印象。いわゆる“掴み持ち”や“つまみ持ち”のような、指を立てる持ち方がしやすく感じた。ケーブル長は1.8mで、しっかりと布巻きされている。ゴムやビニールと比べると滑りやすく、ゲーム中の操作で妙な引っ掛かりを感じづらいだけでなく、断線などにも強い。

 また、地味にうれしいのがマウスパッドが付属しているということ。マウスの操作精度向上に影響するマウスパッドは、ゲーミング環境なら必須といっていいアイテムだが、ZEUS M2を買えば別途購入しなくてもいい。マウスパッドのサイズは実測で230.8(W)×180(D)mmと、本格的なゲーミング向け製品としては小さめだが、しっかりとした厚みのある2層構造の布製で、入門用としては十分な仕上がりになっている。

付属するマウスパッド。少々小さめだが、付属品にしては質は十分

主なスペック
製品名 ZEUS M2
DPI 1200~DPI
ポーリングレート 1000Hz
総ボタン数 8
ケーブル長 1.8m
インターフェース USB 2.0
サイズ 67(W)×118(D)×38.5(H)
重量 130~140g
対応OS Windows 10/8/7/Vista/XP

大型ドライバー搭載でコスパ優秀なヘッドセット

GAMDIAS「HEBE P1」

 HEBE P1は、実売価格9000円前後のゲーミングヘッドセット。FPSゲームで壁の向こうにいて姿の見えない敵の位置を、足音や銃声で判断するといった技術が重要になる。そのため、ゲーミングヘッドセットでは敵の位置を正確に把握するために音の位置(定位)を再現する能力が求められる。HEBE P1は7.1chのバーチャルサラウンド音声に対応。仮想の立体音響によって、音の方向と距離を再現する。

イヤーパッドは実測で直径105mmほどのサイズ

 大きさに比例して音質が向上するとされるドライバー口径は53mmと、この価格帯ながらかなり大型のものを採用。イヤーパッドのサイズもゲーミングヘッドセットでは大きめのほうなので、他製品で耳が窮屈に感じていた人も快適に着用できるだろう。

マイクは好きな角度に調整できる

 マイクは無指向性のタイプを採用。ノイズキャンセリング機能を搭載しているため、ボイスチャットなどでクリアな音声を相手に届けられる。チームプレイが必要なゲームで、コミュニケーションを取るためのボイスチャットをしたり、昨今の情勢では、オンライン会議で活用したりといったことも想定できる。

 ヘッドセットのコードは、デフォルトでは3.5mmの3極プラグだが、付属の変換コードでUSBもしくはマイク/ヘッドホン2極プラグ×2の端子に変換できる。PCに接続する際はUSBなどで、PlayStation 4などのコントローラーに接続する場合はデフォルトで使うといった使い分けも可能だ。

USBと2極プラグ×2の2種類の変換用のコードが付属。USB変換コードには音量調整ボタンもついている

 なお、HEBE P1も前述のHERAに対応しているため、イコライザーや音響効果、マイク感度の設定なども可能になっている。

主なスペック
製品名 HEBE P1 3.5mm+USB
チャネル 7.1ch
ドライバーユニット 53mm
感度 110±3dB
インピーダンス 32Ω±15%
マイクの感度 -43db±3db
マイクサイズ Φ4×1.5mm
ケーブル長 3m
サイズ 220(W)×105(D)×240(H)mm
対応OS Windows 10/8/7/Vista/XP
重量 512g
対応OS Windows 10/8/7/Vista/XP

入門用ゲーミングデバイスとしてオススメ

 GAMDIASのゲーミングデバイスは、安価ながら抑えるところをしっかり抑えたコスパに優れる製品が多く、学生ゲーマーなどにも手が届きやすいのが魅力といえる。「PCゲームを快適に楽しみたいけど、ハイエンドな製品には手が届かない。かといって非ゲーミング向けのデバイスは使い心地に難がある」といった人にオススメな製品だ。

 「Apex Legends」や「フォートナイト」など、日本でもFPSゲームが盛り上がりを見せる中、初めてPCでマウス&キーボードの操作に挑戦するといった人も、ぜひチェックしてみてほしい。

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