今後の共通コモンインターフェースの登場に期待
ここ数年、ホームIoTは各社が注力する大きな市場だが、ホームIoTのデバイスだけを見ても各社に得意不得意がある。見守りカメラ系が得意なメーカーもあれば、家電系が得意なメーカーや販社もある。
残念ながら各社ユニークなランチャー的管理運用ソフトを使うことが前提となる。そのため、ユーザーがお気に入りの多種多様なデバイスを選択してしまうと、結果として同じスマホ上に複数のランチャーアプリが共存し、電灯系と見守り系は別アプリだったりすることが実際に起こってしまう。
これらを統合するには、形式上その各アプリの上位に位置するAlexaやGoogle アシスタントの出番となるが、何でもかんでも音声発話による処理がベストとは思えない。同じような関係性は過去においても企業間競争とユーザーの利便性という問題で繰り返されてきている。
問題解決は容易ではないが、IoT市場の普及と活性化を考えれば、共通のコモンインターフェースの登場は将来の重要で大きな課題だろう。またIoTのデバイス世界では、今回のスマートLED電球(人感)に見られるように、機能の分化、統合がまだまだ何度か繰り返されていくのだろう。

今回の衝動買い
アイテム:+Style「スマートLED電球(人感)」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:3980円
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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