ゲーミングに特化した最新機能が目白押し

ASRockの第11世代Core対応マザー「Z590 PG Velocita」はハイエンドなゲーミングライフを実現する最高の味方だ

文●藤田 忠 編集●市川/ASCII

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3連ファンがデフォなハイエンドビデオカードも安心!

 また、3連ファン&2スロット厚を超える大型ヒートシンクがデフォルトスタンダードになりつつある、ハイエンドビデオカードを支える「グラフィックカードホルダー」が備わっているのも魅力だ。30cmオーバークラスのビデオカードの後部が、自重で垂れ下がってしまうのを防いでくれる。

 このグラフィックカードホルダーは、マザーボードの固定穴を活用して取り付ける形で、SATAやUSB 3.2 Gen2(USB 3.1 Gen2)ピンヘッダーなどの位置の関係上、実質ASRock専用になっている。

Z590 PG Velocitaに限らず、多数のIntel Z590採用マザーボードの多くに搭載されている「グラフィックカードホルダー」

PCケースのスペーサーに合わせて、インチネジとミリネジが付属

ネジは通常より長くなっているので、くれぐれも無くさないようにしたい

グラフィックカードホルダーは、マザーボードとともにPCケースのスペーサーに固定するので、強度に不安はない

ビデオカードを支える部分は、クーラーファンと干渉しないように斜めになっており、緩衝材も備わっている

自重で垂れ下がってしまうビデオカードの後部を、しっかりと支えてくれる。それでいて目立たないので魅せる系PCとの相性も抜群だ

PCケース付属のケーブルが太めなUSB 3.2 Gen2(USB 3.1 Gen2)ピンヘッダーは、若干干渉しそうだが問題なかった

堅牢な電源回路や強化されたPCIeスロットなど、基本性能もパワーアップ

 第11世代Coreプロセッサーと組み合わせることで対応するPCI Express 4.0や、Intel 500シリーズチップセットでサポートされた理論帯域幅20Gbpsに達するUSB 3.2 Gen2×2など、ゲーミング向け機能以外の魅力も紹介しよう。

堅牢な電源回路や強化されたPCIeスロットなど、ゲーミング向け機能以外の魅力も

 Z590 PG Velocitaは、PCI Express 4.0×4に対応する「ハイパー M.2 ソケット」に、PCI Express 3.0×4とSATA 3.0に対応する2基の「ウルトラ M.2 ソケット」を備え、それぞれにヒートシンクが備わっている。

最大3基のM.2 SSDを搭載でき、M.2 ソケットには、個別のヒートシンクを装備している

CPU直下のM.2ソケットのみPCI Express 4.0×4をサポートする

爆速だが高発熱のPCI Express 4.0 SSDも安心の大型ヒートシンクを装備

チップセットヒートシンクの一体となったデザインとなっている「ウルトラ M.2 ソケット」。PCI Express 3.0×4とSATAインターフェースのM.2 SSDに対応する

ヒートシンクは、個別に取り外せるので、後々の増設もしやすい

 また、PCI Express 4.0に対応するビデオカード用スロットの「PCIE1」と、「PCIE3」には、大型VGAクーラーを採用することで重量が増したビデオカードの増加に合わせて、アンカーポイントの追加やラッチ部の強化などが施された「強化スチールスロット PCIe 4.0バージョン」を搭載している。

3基のPCI Expressスロットのうち2基がPCI Express 4.0をサポート

「強化スチールスロット PCIe 4.0バージョン」(上)は、従来(下)の「強化スチールスロット」とは、形状がまったく異なっている

スロット側面には「STEEL SLOT GEN4」の刻印が入っている。また、ラッチ部にもメタル素材が使われ、強度アップを実現

実測2GB/秒以上の性能を発揮するUSB 3.2 Gen2×2

 Z590 PG Velocitaは、USB 3.2 Gen2(USB 3.1 Gen2)の10Gbps×2レーンに接続することで、20Gbpsを実現するUSB 3.2 Gen2×2を利用できるようになる。また、PCケースフロント用Type-C端子(Type-Eコネクタ)も、USB 3.2 Gen2×2に対応している。

USB 3.2 Gen2×2サポートのPCケースフロント用Type-C端子

 ここではSilverStoneのなかの人から、USB 3.2 Gen2×2に対応していると教えてもらった同社製ミドルタワーPCケース「SETA A1」で試してみることにした。

 USB 3.2 Gen2×2に対応するアイティプロテックのNVMe M.2 SSDケース「AOK-M2NVME-U32G2X2」に、SamsungのNVMe M.2 SSD「970 EVO Plus 250GB」を組み込み、「CrystalDiskMark 8.0.1」を実行してみた。

SilverStoneのミドルタワーPCケース「SETA A1」でテスト

SETA A1装備のフロントUSB Type-Cポートは、USB 3.2 Gen2×2で利用可能だ

アイティプロテックのNVMe M.2 SSDケース「AOK-M2NVME-U32G2X2」(左)に、SamsungのNVMe M.2 SSD「970 EVO Plus 250GB」(右)を組み込み、ストレージの転送速度を検証してみた

 検証した結果、リードおよびライトはいずれも2GB/秒以上の速度を発揮していた。USB 3.2 Gen2×2の性能を発揮できるかどうかは、PCケース側が採用しているUSB Type-C次第になる点には注意したいが、Z590 PG Velocitaで爆速なUSB外付けストレージを使えるのは間違いない。

USB 3.2 Gen2×2接続時の「CrystalDiskMark 8.0.1」の結果。リードおよびライトの速度はいずれも2GB/秒以上を記録している

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