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Windows情報局ななふぉ出張所 第224回

日常が急激にハイブリッド化していく:

2020年は「よほどのこと」が起きた1年だった

2020年12月30日 09時00分更新

文● 山口健太 編集● ASCII

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■「ハイブリッド」な日常が定着しそう

 社会全体に視野を広げると、人同士の接触を減らす必要性が急激に高まったことで、リモートワークやキャッシュレス、フードデリバリーなどでITの活用が進んだ1年でした。

 いずれもコロナ以前から取り組みは始まっていたとはいえ、よほどのことが起きない限り、普及には時間がかかるだろうと思っていました。その「よほどのこと」が起きたのが2020年といえます。

 最近では出社とリモートを使い分ける「ハイブリッド」な働き方が主流になっているようです。2021年から座席数を4割減らすKDDIのように、オフィスの座席を大きく減らす企業が現れ、出社の際にはデスクを予約するシステムや、座席数を増減させやすいWeWorkに拠点を移すといった話も珍しくなくなりました。

ソフトバンクの新本社もWeWork風に(写真:ソフトバンク株式会社)

 仕事と休暇を組み合わせる「ワーケーション」の概念が、賛否両論ある中でも広まりました。「どこで何時間働いたか」ではなく、「どんな成果を生み出したか」で評価されるならば、こうした働き方も選択肢の1つになるでしょう。

沖縄でワーケーション中の様子。早く仕事を終わらせたくて自然と集中力が上がる効果も

 2021年はワクチンの普及などにより、世界を自由に移動できる日常が戻ってほしいと感じる一方、ITやリモートを活用した「ハイブリッドな日常」については、コロナに関係なくしっかり定着してほしいと願っています。

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