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石川温のPCスマホニュース解説 第97回

今こそNTTの光ファイバー網分離を議論すべきだ

2020年12月02日 16時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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●光回線網の分割を議論すべき

 髙橋社長は「その昔、NTTからインフラ部分を分割して、みんなで使えるようにしようという議論があった。せっかく、こういう機会なので、改めて構造分離の議論を発展させてもいいと思う」と語る。

 つまり、いまのNTT東日本と西日本から光ファイバーや局舎などのインフラ設備を分離して、インフラ専門の会社を設立。そこに国だけでなく、KDDIやソフトバンク、楽天モバイルなど、光ファイバーを使いたい企業が出資して、誰もがインフラを使いやすくするというわけだ。髙橋社長は「日本の光ファイバー網は世界に誇れるインフラだ。これをより強固にしていくのが重要だ」と説く。

 確かに、通信業を営む企業が使いやすい全国の光ファイバー網があれば、5G基地局も一気に広がることだろう。

 たとえば、そのインフラ専門会社が1つのアンテナで4社の5G基地局を収納する、いわゆる「インフラシェアリング」を手がければ、あっという間に全国津々浦々、5Gエリアになる可能性もある。

 約10年前、ソフトバンクの孫正義社長が「光の道」構想として、NTTが持つ光ファイバー網を分離し、様々な会社が出資する民間会社が運営すれば、ブロードバンド料金が一気に下がると大暴れしていたものの、見事に玉砕したことがある。しかし、5G時代が本格化するいまこそ、まさに同じ議論をすべきだというわけだ。

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