バイク女子・美環、ダカールラリー覇者の増岡選手にエクリプス クロスのドライブを教わる
2020年11月14日 12時00分更新
シャープで若い人にも受け入れられるデザイン
フロントマスクのデザインは今までのエクリプスクロスよりもシャープな印象に。もともとのエクリプス クロスも「若い人が三菱車に目を向けてくれるようになった」(商品企画担当者)だそう。美環さんも「すごくカッコイイですね。いいと思います」と合格点。
フロントも変わればリアも大きく変わっています。リアゲートのダブルウインドウは廃止され、シングルウインドウ化し、SUVの色を濃くなったというのが第一印象。このリアの見え方はワイド感を強調しているようにも見え、ボディーの伸長化と相まって正直「ここまでやるの?」「もはやモデルチェンジでは?」と言いたくなるほどの大変更ではありませんか!
長くなった恩恵として、室内が大幅に広くなりました。室内に目を向けると、スエード調素材と合皮を組み合わせたシート、もしくは本革シートによりスポーティーさを演出。ナビ画面は8インチと大きく、PHEVモデルらしいコンビネーションメーターやシフトレバーが用意されていました。「この室内、とても広くて快適ですね。なにより運転席に座った時の視界がとてもいいです」と美環さん。小柄な彼女でも椅子が十分に上がり、視界が確保できているのは流石といったところでしょう。
ですが、美環さんの心をつかんだのは、リアラゲッジの容積とAC100V電源インレット。AC100Vの電力容量は1500Wで、最大で一般家庭10日分の電力を賄うことができるそうです。「これでキャンプ行ったら、すごく便利ですね。なによりドライヤーやヘアアイロンが使えるのはありがたいです。それに被災して停電になった時に、このクルマがあれば、電子レンジや炊飯窯を使って温かいご飯が食べられますね」とニコニコ。
三菱が今回こだわったのは、PHEVでサーキットを意のままに走れるという点。ご自慢のS-AWC(四輪制御技術)は、ツインモーター4WDでありながら、ランサーエボリューションXに迫る四輪制御を実現しているのだとか。走行モードはグラベル/スノー/ノーマル/エコに加えて、今回新たにターマックを追加したのがポイント。通常はノーマルで十分だそうですが、商品企画担当によると「これだけ用意するのが三菱の伝統」なのだとか。
今回新設されたターマックにセットすると、かなり過激な走りが楽しめるとのこと。こうしてみると、同じPHEVを搭載したSUVでも、アウトランダーPHEVは正統派、エクリプス クロス(PHEVモデル)は走りも楽しめる都会派という区分けができそうです。
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