ダイ同士をワイヤーでつなぎ
独自のコネクターでパッケージング
ところでこのコア同士をどうつなぐか、であるがこれは2Dメッシュである。ただ、WSLは84個(12×7)のダイに分かれている。これはマスクがこの1個分として作られているので、同じマスクを84回移動しながら露光して製造するわけだが、通常はこれを切り落とすことになる。
したがって2Dメッシュも個々のダイの中は問題なく接続できるが、ダイの間は通常切り落とされることになるため、ここに配線を通せない。そこで後工程でダイの間にワイヤーを通すという荒業で対策している。
また当然Defect(欠陥)も問題になる。これに関しては、冗長コアと冗長配線を用意、欠陥箇所を迂回する形で利用できるとした。
パッケージも独特である。まずFlip Chipの形でプリント基板に装着するわけだが、その際に中間的な熱膨張率を持ち、両者の差を吸収できる独自のコネクターを開発したそうだ。
ちなみにソフトウェア的には当然既存のフレームワークを変換して利用する形になる。これだけコアがあると小規模なネットワークであればまるごと全部をオンダイ(オンウェハーというべきか)に載せることも可能とされる。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第882回
PC
IBMが0.7nmチップの製造に成功! 変態的CFET構造NanoStackの凄みと、あまりに高すぎる製造コストの壁 -
第881回
PC
同一周波数で消費電力18%削減! 進化した「Intel 18A-P」はどこが変わったのか? -
第880回
PC
次世代NVLinkの布石か? TSMCの光電融合技術「COUPE」がもたらすAIサーバーの光接続 -
第879回
PC
なぜAIには「光」が必要なのか? NVIDIAが解説するスケールアップネットワークの低遅延・省電力化戦略 -
第878回
PC
もはや銅配線は限界? 3200Gイーサネット実現に立ちはだかる200GT/秒の壁 -
第877回
PC
「不良品ゼロ」と「水冷NG」の狭間で。ルネサスが明かした車載チップレットSoCのリアル -
第876回
PC
このままではメモリーが燃える! HBM4/5世代に向けた電力供給の限界と、Samsungが示すパッケージ協調設計の解 -
第875回
PC
1000A超のAIプロセッサーをどう動かすか? Googleが実践する垂直給電(VPD)の最前線 -
第874回
PC
AIの未来は「電力」で決まる? 巨大GPUを支える裏面給電とパッケージ革命 -
第873回
PC
「銅配線はまだ重要か? 答えはYesだ」 NVIDIA CEOジェンスンが語った2028年ロードマップとNVLink 8の衝撃 -
第872回
PC
NVIDIAのRubin UltraとKyber Rackの深層 プロトタイプから露見した設計刷新とNVLinkの物理的限界 - この連載の一覧へ


















