せっかくなので乗ってもらいました!
「せっかくの機会ですので、乗ってみませんか?」という広報さんのお誘いを受けた美環さん。「カブは乗ったことがないんですよー」とのことで、お言葉に甘えてクロスカブ110を初体験。
一般的なマニュアルのバイクとカブの大きな違いは「自動遠心クラッチ付きMT」という変速機を搭載する点です。カンタンに言えば「クラッチレバーを使わずに、左足にあるシーソーペダルのような切り替え機だけで変速操作を行なう」というもので、クルマで言うところのパドルシフトATに近いといえます。スタートはニュートラルから1速に切り替えてアクセルを開けるだけですが、その後のシフト操作は自分で行なわなければなりません。ちなみにクラッチレバーがありませんのでAT小型自動2輪免許で運転可能です。
「クラッチ操作ができないから、下手な操作をするとシフトショックがありますね。でも回転数をうまく合わせて変速ショックなくシフトチェンジできた時はうれしいッス!」と独特の操作感覚にハマった美環さん。その上で「この子は、交通の流れにちゃんと乗れるのは言うまでもありませんが、のんびりトコトコ走るのに適していると思います。旅行先で乗って、街並みをゆったり観ながら、気になったお店に立ち寄って、また走るというバイク旅がとっても楽しそう。あとスクーターと違って適度なマニュアル操作や体に伝わる振動が、機械操っているという楽しさ、自分でバイクを操作して走っているという感覚を与えてくれます。今乗っているバイクはスポーツタイプだから、次に買うなら真逆の方向のバイクがイイな。あと新車で35万円という値段も魅力的! 維持費も安いし、次に買い増すならコレがイイ!」と、N-VANに載せてのバイク旅に夢はせるどころか、結構気に入ってしまった様子。
お言葉に甘えついでにCB125Rもチェック。他媒体でCB250Rの試乗をしたことがあるそうで、CB125Rとの違いは気になるところ。そのチェックを入念にされているのか、美環さんなかなか帰ってこず。「相当楽しまれているんですかねぇ」とにこやかな広報さんに対して「まさか事故ったのか?」と心配する担当編集。そうこう待つこと約30分。ようやく戻ってきました。
実は迷子になってしまい、あちらこちらをウロウロしてしまったのだとか。ですが、結果的に結構な距離を街乗りをしたようで「CB250Rよりシートが高いみたいで、私には脚付きが悪く感じました。ですが軽くて取り回しがすごくイイから街乗りはラクでいいですね。CB250Rと比べると、パワーが無い分、加速時は結構回さないとダメですけれど、逆にそれが楽しいというか、街乗りにはちょうどいいかもです」とご満悦。
「このバイクで山道のワインディングロードを適度な速度で走るのって、とっても楽しいと思います。リッターバイクだと走ることが目的になってしまい、景色を見る余裕がなくなっちゃうかもですが、CB125Rなら景色を楽しみながらのワインディングが楽しめそう。これからの時期は夏の海岸沿いや、秋の紅葉の下を走ってみたい」と、街乗りだけでなくCB125Rでのツーリングにも夢をはせる美環さんでした。
そんなバイクを一度乗ってみたい、という方に朗報が。実は4月6日から全国4600店舗あるホンダのホンダ2輪販売店の一部で「HondaGO BIKE Rental」という新型バイクの有料貸し出しサービスが始まっています。しかも2時間レンタルのほか、2泊3日の50時間レンタルも! 車両のみならず、ヘルメットやグローブの貸し出しもあるので、レンタルのために装備品を用意しなくてもよいというのはうれしい限り。試乗目的はもちろんのこと、レンタカーの代わりに旅先でのアシとして使うのもアリですよ!
【前編まとめ】小型バイクとN-VANという6輪生活はアリかも
普通車と中・大型自動2輪の6輪生活は、維持費の面や駐車場・駐輪場の問題で難しいのは確かですが、軽自動車と原付2種なら、そのハードルはグンと下がります。冒頭で保険料の話をしましたが、税金の話をすると排気量1リットル以下の普通車は年額2万5000円であるのに対して、軽自動車は年額1万800円。そこに小型自動2輪の自動車税が加わるのですが、年額2400円の負担ですので軽自動車と小型自動2輪の両方を取得しても、リッターカーより納める税金が少ないという計算に。さらに原付2種の自賠責保険(年額7500円)を加えても、まだリッターカーが毎年納める税金の方が上回るのです。
そんなコストメリットもありますが、何より目的地まではN-VANで、そこから先はバイクで楽しむというスローライフな旅、考えただけでも素敵ではないでしょうか? クルマはもちろん楽しい乗り物ですが、ヘルメットのバイザー越しから見る景色や、全身で感じる土地の空気は、クルマとは異なる魅力に溢れるものです。春は桜、初夏は新緑、夏は海、秋は紅葉と、日本の四季を全身で感じ取れるバイク、実に素敵な乗り物ではないでしょうか。
と、バイクをN-VANに載せることだけで紙幅がいっぱいに。その母艦であるN-VANについてまったく触れることができませんでしたので、次回は後編として「普通車青葉マークのバイク女子がN-VANのステアリングを握ってみた」をお届けしたいと思います。
また、このときの様子を美環さんが動画で公開しているので、そちらも紹介して今回は終わります。
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