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T教授の「戦略的衝動買い」 第582回

子供やペット、高齢者の見守りにSIM内蔵「どこかなGPS」を衝動買い

2020年05月21日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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まずはスマホに「どこかなGPS」アプリをダウンロード、インストールする

どこかなGPSを初期設定しよう

 本体の充電が終わり準備が整ったらアプリを起動し、どこかなGPS本体の電源を入れ、初期設定をする。どこかなGPSとスマホをBluetooth接続して、”どこかなGPS ID”を登録する。Yahoo! JAPAN IDを持っていれば入力項目の多くを自動的に進めてくれるが、筆者は普通に姓名、ヨミ、生年月日、性別、利用用途を選択して入力、登録したが、ごくわずかな時間で終了した。

どこかなGPSのアプリを起動し、初期設定をする。アカウント登録をし、管理者電話番号、メアドを入力、返送されてくる確認コードを入力してどこかなGPS ID登録をすれば終了だ

 アカウント登録のために、電話番号と、メールアドレスを入力し、SMSで送信されてくるそれぞれの確認コードを入力、どこかなGPSのパスワード設定をすれば、使用のための初期設定はほぼ終了だ。

どこかなGPSの電源をオンし、Bluetooth接続が完了すればアプリで現在のどこかなGPSの状況が確認できる

マップの右下の歯車マーク(設定)をタップすると、詳細設定をすることができる

6項目の通知や連絡、アラートを設定することで、どこかなGPSのきめ細かな運用ができるようになる

 続いて便利に使うために、詳細設定が必要だ。どこかなGPSアプリを起動すると、周辺地図の上にどこかなGPSの現在位置が表示される。筆者はワンコの見守りに使う予定なので犬のアイコンを選んだ。右下の歯車アイコンの設定をタップすると、Bobbyと名付けた筆者のどこかなGPSの設定画面が表示される。

筆者はワンコとの散歩GPSログが目的なので、よく散歩に行く近所の公園を”ついたよ通知”のエリアとして登録している

登録は極めて簡単で、場所を決めて、そのエリアを円弧で指定して名前を付けるだけ。誰に通知するかも指定できる

 最上段には先ほど選択したワンコのアイコンが表示されるが、ここはやはり自分のワンコの写真や子供の写真を使いたいのがユーザ心理だろう。ちょっと残念だ。メニュー上の”どこかなGPSを鳴らす”は、一般的なBluetoothタグやスマートフォン等にもある、すぐ近くにあるはずだけど行方不明になった、どこかなGPSの音を鳴らして発見支援をする仕組みだ。もちろんBluetoothの通じる範囲に限られる。

 それ以外に、”通知設定”、”現在地更新設定”、”見守る人の追加・変更”などが大事な設定だ。通知設定はどこかなGPSを持った人が、あらかじめ決められたエリアに入ったり出たりした場合にその情報がちくじ送られてくる仕組みだ。筆者はワンコを連れてよく散歩に行く近所の公園などを複数設定した。

 例えば、そのうちの一つである不忍池を登録するには、地図上に円弧でエリア指定して名称を付けるだけだ。そのエリアへの出入りに関して、見守りをしている誰のスマホに通知を送るかも個別に指定可能だ。

ただいま通知は、筆者は自宅だけを登録しているが、児童なら塾や祖父母の家もWi-Fiを利用しているなら有力な候補だろう

筆者宅のWi-Fi SSIDを登録しておくだけで、どこかなGPSが帰宅すると見つけて通知してくれる

 続いての設定は、”ただいま通知”という風変わりな名前の設定項目だが、これはWi-Fiが設置されているエリアにどこかなGPSを持った人が出入りした場合に、見守る人へその行動が通知される仕組みだ。筆者は今のところ自宅だけを設定しているが、お子さんのいる家庭なら、祖父母の家とか、塾とかを設定することも可能だろう。これも見守る人のなかの誰に通知するか、日時を指定して、細かく選択や指定することが可能だ。これはなかなか使える機能だ。

家族内や関係者内で”いまここ連絡”通知の目的を共有していれば、いろいろ便利に使える。もちろん通知先も管理者のスマホで自由に設定変更できる

児童にどこかなGPSを付けておけば、迷子防止にも活用できる

 これまではエリアへの出入りがトリガーになる自動通知だったが、つぎの”いまここ連絡”はどこかなGPSを持つ見守られている人が、どこかなGPSのボタンを1回押すことで、現在地が、見守る人に通知されるサービスだ。どういう時にボタンを押すかを事前に決めておけば、かなり有効な手段となるだろう。

 そして”はなれたらアラート”はどこかなGPSを持ったペットや児童、高齢者などがBluetoothの範囲の外に出て離れてしまった時に、プッシュ通知が送られてくる遺失物管理とよく似たサービスだ。デパートや商店街などでちょっと目を離したすきに、子供がどこか別の場所に行ってしまうという場合などの迷子対策手段だ。

電池残量が少なくなってくると通知してくれる”電池残量通知”は、管理者だけで良いかもしれないが、児童の見守りなら、お母さんや親族も対象かもしれない

設定変更を行ったときにも通知を送ることができるが、筆者は管理者である自分だけに送るように設定している

 それ以外の通知機能としては、電池残量通知設定や、設定変更を加えた場合の設定変更通知などであるが、これらはあくまでオーナーへの通知だけでも大丈夫だろう。

どこかなGPSで重要な”現在値更新”通知。筆者は3分ごとに知らせるを選択している

見守る対象に応じて更新間隔は5種類から選択できる。自動更新を無効にするを選択すると、どこでもGPSからの現在位置更新はされなくなるので、必要な都度、アプリ側から聞くことになる

 さて続いて重要な設定項目は、”現在地更新設定”だ。筆者は、地図上の移動位置の細かな情報が欲しいので3分間隔での更新を指定しているが、バッテリー持続時間を優先したり、高齢者で移動スピードの遅い場合などは5分ごとでも良いかもしれない。あくまで使う目的と期待値に合わせて、運用しながらベストな設定をするべきものだろう。

動作モードは検索優先モードとECOモードを選択できる。今のところ筆者は検索優先モードで、どこかなGPSからのタイムリーな位置情報更新に重きを置いて利用中だ

 バッテリーの持ちを最大化するには、”自動更新を無効にする”を選択し、見守る人が、自分のスマホアプリ上で更新ボタンを押すことで知ることができるオンデマンド型のサービスが前提だ。バッテリーの持ちと、移動情報の高精度な通知は相反する要素なので、目的に応じて対応するべきものだろう。

見守る人の追加は管理者が家族や関係者をグループに加えることができる。管理者同様、どこかなGPSアプリの導入が必要

見守る人の追加は、QRコードや招待コードを利用するので超簡単だ

 設定の最後は、どこかなGPSを携帯している人を見守る人の設定だ。どこかなGPSでは管理者以外に3名までの見守る人を設定可能だ。筆者は家族2人と筆者のもう1台のメインスマホであるXperia 1でも見ることができるように設定している。

 見守りたい人の追加はQRコードや招待コードにより、簡単に追加ができる仕組みが提供されている。

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