最新パーツ性能チェック 第296回
オンライン会議にも使える話題のノイズキャンセル機能!
RTX Voiceの超強力なノイズキャンセルはゲームプレイにどの程度影響するのか検証してみた
2020年04月29日 16時00分更新
実際のゲームでもフレームレートが12~14%程度低下
実際のゲームでも試してみよう。まずは「Rainbow Six Siege」で試す。APIは「Vulkan」とし、画質は「最高」(=レンダースケール50%)、フルHD設定で内蔵ベンチマーク機能を利用して計測した。
Rainbow Six SiegeではInputのみの時とInputとOutputを両方使った時のパフォーマンスに差がある、とは言えない結果になった。また、このゲームにおいてはRTX 2060もGTX 1070も下落率はほぼ同じで、どちらもRTX Voiceを使わない時と比べて約12%ほど平均フレームレートが下がった。
続いては重量級の「Red Dead Redemption 2」で試してみよう。精細度(画質)は20段階中の「10」設定とし、フルHDで内蔵ベンチマーク機能を利用して計測した。
RTX 2060でRTX Voiceを使うと平均フレームレートは約13.4%落ちたが、GTX 1070ではほとんど変化がなかった。これはGTX 1070にはRed Dead Redemption 2が重すぎるため、少々CUDAコアの負荷を変えたところで変わらない。ボトルネックはメモリーの帯域やCUDAコアの設計の差異にあるのかもしれない。
まとめ:昨今のニーズに合致する素晴らしいノイズキャンセル機能だが、ゲーム併用時はフレームレートが落ちる可能性あり
以上で簡単ながらRTX Voiceのパフォーマンス検証は終了だ。NVIDIAやAMDは以前から3D音響処理をGPUで行なう機能を実装しており、今回のノイズキャンセル処理もその延長で、NVIDIAのお家芸であるAIの研究成果の結晶とも言える。本稿は文字と画像ベースゆえ、RTX Voiceでどの程度バックグラウンドノイズが消えるかお伝えできないのが残念だが、ファンや掃除機をガンガン回してもガッツリとノイズを消してくれるのは驚きだ(このあたりはYouTubeやTwitterなどで検索してほしい)。
だが、ゲームの裏でRTX Voiceを利用する際はフレームレートがある程度犠牲になる覚悟をしなければならない。今回はRTX 2060とGTX 1070で試したが、フレームレートが最大で約13.4%低下した。ここはCUDAコアを使って処理しているので仕方のない部分ではある。
ただし、今回の検証を通じて感じたのは、RTX Voiceにはまだ荒削りな面があることだ。長時間使っているとバックグラウンドとは違うノイズが混じる不具合にも遭遇した。今後NVIDIAがこのツールを責任を持ってアップデートしてくれることを期待しているが、ひょっとしたらこれは将来GeForce Experienceに統合されると面白いなと“妄想”している。

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