このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第569回

人気「POSレジ用感熱ロール紙」を使う「キッズカメラ」を試した

2020年02月20日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

1日で数十枚の写真を印刷したが……ミシン目カッターで切り取った1枚の写真サイズはいずれも長辺が10.5㎝キッチリだ

インスタントカメラとは思えない驚異的なランニングコスト!

 たった1日の間に、感熱ロールペーパーで数十枚以上の写真印刷をしてしまったが、まだまだ最初に付属していた感熱ロールペーパーの一巻目も使い切っていない。実際に写真印刷された感熱紙の長さを測ってみると、一律に1枚10.5cmの長さ(幅)だった。あいにく付属の感熱ロールペーパーは全長の記載がなかったので、別の方法でランニングコストの概算を出してみた。

 筆者は、以前このコラムでもご紹介したPAPERANG-P2(https://ascii.jp/elem/000/001/743/1743455/)を今も愛用中だ。それに家族も初代の「PAPERANG」を使っているので、両者で共用出来るコクヨの「感熱ロールペーパー」(58mm幅・外形30mm:長さ11m)の5巻パックを購入している。エクスプローラの付属品より、幅が1mm大きな58mmタイプだが問題なくエクスプローラにも収まった。

 この幅58mmの感熱ロールペーパー、お店にもよるが、安いところではパッケージあたり税込みで1100円くらい。単純計算すれば、1ロール(11m)で約104枚、1パケージ(5巻)で520枚の写真印刷か出来ることになる。写真1枚当たりの単価は、なんとたったの2円少々だ。エクスプローラに収納するにはロールの直径が30mm以下でないと入らないが、自分で入るサイズに巻き直すつもりならもっと安い感熱ロールペーパーも見つかった。

筆者がPAPERANGプリンターに使っている入手しやすいコクヨの感熱ロール紙は用紙幅が1mmだけ大きな58mmだが、全く問題なくエクスプローラにも収まった。これなら写真1枚のランニングコストはたった2円。チョット手作業が要るが、探したら1枚0.2円にまでなる超安価な感熱ロール紙も見つけた

 同じ58m幅だが直径はなんと80mmと巨大。長さはさすがに1巻63mだ。この5巻パックがなんと640円だった。これなら単純計算で写真印刷1枚当たりなんと0.2円になってしまう。もはやランニングコストをどうこういう世界ではないだろう。

 この手のガジェットの目的はいつもただ一つ、ランニングコストを気にすることなく、見せる自分も、見てくれる相手も、同時に一瞬で、一緒に居る時間を共有して楽しめることだ。エクスプローラは、会った瞬間に「パシャ」&「ジ〜」で「大人モノクロ」の世界を楽しめる「大きな子供用」の最新ガジェットだ。

会う人ごとに「パシャ」&「ジ〜」で、デイトスタンプも入って時間と場の共有が簡単に出来るエクスプローラーはマニアの逸品にしておくにはもったいない大人ガジェットだ

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:キッズカメラ「Explore(エクスプローラ)」
・購入:Amazon USA

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン