●楽天のコンテンツやサービスを活性化
楽天モバイルにとって、既存3キャリアを攻める武器となるのが「すでに多くのサービスを提供している」という点になる。
金融においては、CMでおなじみの楽天カードを筆頭に、銀行や証券事業を手がけている。楽天カードの保有者は1830万人、楽天銀行は800万口座、楽天証券は360万口座を誇る。
もちろん、ネット通販においては「楽天市場」があり、旅行事業としては「楽天トラベル」を抱えている。
決済サービスは楽天カードのみならず、QRコード決済「楽天ペイ」や非接触決済「楽天Edy」をすでに提供済み。動画や電子書籍などのコンテンツ配信も展開しており、「ありとあらゆるサービスを手がけている」のが楽天なのだ。
実際、すでに販売が開始されている楽天オリジナルスマホである「Rakuten Mini」には、Rakuten TVやRakuten Music、Rakuten Viberといったコンテンツやサービスのアプリアイコンが並んでいる。
楽天がキャリア事業に参入することで、すでに楽天が提供するコンテンツやサービスを活性化させることができそうだ。
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