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石川温のPCスマホニュース解説 第65回

楽天のアドバンテージを活かせない:

楽天スマホ「Rakuten Mini」優等生だが劣等生でもある

2020年01月28日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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●「Rakuten Mini」優等生だが劣等生

 1月23日より発売となった「Rakuten Mini」は、その名の通り、3.6インチという小さな画面サイズが特長。昨今、スマホは大画面ばかりであるため、その目新しいコンパクトさに世間からの注目も高いようだ。楽天モバイルにとって、Rakuten Miniは目玉端末と言えそうだ。

 ただ、実際に使ってみると、当然のことながら、画面が小さいので、ウェブの閲覧は快適だとは言えないし、文字入力も一苦労。音声通話とおサイフケータイ、テザリングの利用に割り切ったほうが無難そうだ。

 ユーザー視点からすると「小さくてかわいい。音声通話端末と割り切って使う」という理由でRakuten Miniが選ばれることだろう。

 しかし、キャリアの経営視点で見ると、目玉端末ではあるものの、データ通信量もほとんど発生しないし、コンテンツも消費してくれない。世間から注目を浴びる優等生スマホであっても、データ通信料においては収入が期待できない劣等生スマホといえる。

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