ソニーのモビリティー技術「VISION-S(ビジョン エス)」
会場にはまさかの試乗車が登場
ソニーの技術によってモビリティーにおける安心・安全、快適さやエンタテインメントなども追求する「VISION-S(ビジョン エス)」も発表。会場内には来場者が乗車もできる電気自動車の試作車まで登場している。
VISION-Sの発表では、ソニーが「Safety Cocoon(セーフティーコクーン)」として展開するセンシング技術による安全領域のコンセプトだけでなく、エンタテインメント、通信まで、自動運転時代に向けたソニーのさまざまな技術のすべて、実際に一台の試乗車という目に見える形で作り上げている。
安全のための周囲の情報を集めるセンシング技術についてはダイナミックレンジの広いソニーの車載用CMOSイメージセンサーや、ToFセンサーなど数種類のセンサーを合計33個配置。相互補完することによって安全性を高めている。
エンタテインメント技術として各シートにスピーカーを内蔵し、ソニーの展開する3D立体音響技術「360 Reality Audio」にも対応している。フロントシート前方にはパノラミックスクリーンを搭載し、直観的操作でさまざまなエンタテインメントコンテンツを用意する。
5G通信時代を見据えたアダプティビティーへの取り組みとして、クラウド技術も活用した車載ソフトウェアの制御で機能を継続してアップデートも提供する。
海外向けブラビア65/55型8K液晶テレビ「Z8H」と
4K有機テレビの「A8H」を出展
AV家電製品ではソニーの薄型テレビブラビアに、8K液晶テレビ「Z8H」シリーズ、4K有機テレビの「A8H」の海外向けモデルも発表した。いずれもソニーの薄型テレビのラインナップとしては“9”の型番を関する最上位よりも一つ下の“8”シリーズの新機種が発表された。なお、Z8H、A8Hいずれも米国、日本とも発売日や価格は未定。
Z8Hシリーズは、ソニーが昨年から海外で展開している8K液晶テレビの廉価版シリーズ。高画質プロセッサー「X1 Ultimate」技術は最上位モデルから継承すると共に、液晶テレビ横のベゼルを振動させて音を鳴らす「フレーム トゥイーター」により、画面の下からではなく、画面の中から音が鳴っているかのようなサウンドを実現する。
A8Hシリーズは、2020年モデルとして登場するソニーの4K有機ELテレビの廉価版のシリーズ。最新技術として「X-Motion Clarity(エックスモーション クラリティー)」を有機ELテレビに初搭載。
残像感を抑えつつ、画面の明るさを確保。画面を振動させて音を出す「Acoustic Surface Audio」も新たにサブウーファーを搭載。
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