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レースクイーンもあり!

2020年仕様のGT500参戦GRスープラに謎のヤリスも登場したTGRF

2019年12月24日 16時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 撮影●栗原祥光

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トヨタ以外にもマツダやスバルも集結!
TOYOTA GAZOO Racing FESTIVALレポート

 12月15日、TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL(以下、TGRF)が富士スピードウェイで開催された。トヨタだけでなく、スバル、マツダも参加したこのイベントの様子をレポートする。

富士スピードウェイを疾走するGT500仕様のGRスープラ

 TGRFはWRC(世界ラリー選手権)やWEC(世界耐久選手権)、国内屈指の人気を誇るSUPER GTをはじめとする様々なカテゴリーに参戦した、トヨタのモータースポーツ活動を応援してくれたファン感謝デーとして開催されているもの。毎年数々のレーシングカーのデモ走行のほか、過去の名車を展示。さらに体験型イベントに自動車パーツメーカーの展示・物販と盛りだくさんの内容で、多くの人でにぎわいを見せている。

人気ドライバー、織戸 学選手の出展ブース

SUPER GTのGT500クラスのマシン、ZENT CERMO LC500

主に海外のラリーで活躍中のヤリスWRC

 2019年のTGRFには、これまでの日野自動車やスバル/STIに加えて、マツダ、NISMOも参加。これに豊田章男社長がオープニングセレモニーのビデオメッセージで「もうTOYOTA GAZOO Racing FESTIVALを名乗っているイベントではない。ALL JAPAN RACING FESTIVALかな?」とおどけ、「日本のモータースポーツを、もっともっと盛り上げていきましょう」とモータースポーツにかける強いメッセージを発して場内を沸かせた。

 そんなセレモニーで、突如GR-4と書かれたGRヤリスがサプライズで登場する場面も。こちらは新春の東京オートサロン2020で詳細発表されるということなので楽しみにしよう。

GRヤリス

 コースには今年走行した車両はもちろんのこと、過去の名車も登場。その中で誰もが驚いたのは、日本車初のル・マン24時間レースを制覇したマツダ「787B」の登場だ。787BがTGRFを走るのは初めてのこと。ミスター・ル・マンこと寺田陽次郎さんがステアリングを握り疾走すると、そこに1992年にトヨタとしては初のル・マン24時間レースで2位を獲得したTS010が登場。グループCカーのサウンドが富士に響き渡った。

マツダ787B

 国内最高峰のドライバーズレース「SUPER FORMULA」のデモ走行では、carrozzeria Team KCMGで今季からチームの指揮をとる松田次生監督がステアリングを握り、デモレースに出走。これは本来のドライバーである小林可夢偉選手がWEC第4戦との日程が重なったため。松田次生監督はSUPER GTで23号車のステアリングを握るNISMOのエース。SUPER FORMULAの新型車両SF19に乗るのは初めてのこと。

 これもTGRFというイベントだからこそ実現したシーンのひとつだった。「久しぶりにスーパーフォーミュラに乗りましたけど、面白いですね!」と、マシンを降りた松田監督は満面の笑顔。今回はイベントでのデモレースは自信のスキル確認はもちろんのこと、来期への経験に役立ちそうだ。

SF19のステアリングを握る松田次生監督

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