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石川温のPCスマホニュース解説 第60回

規制の副作用も懸念される:

GAFA規制は第二の「技適」か

2019年11月18日 09時00分更新

文● 石川温

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●GAFAを一律に規制するのは無理がある

 そもそも、この4社は全く異なるビジネスモデルであり、一律に新法を作り、規制をかけるというのは無理がありすぎる。

 たとえば、グーグルは検索エンジンやマップ、YouTubeやG Suiteを提供。アップルはiPhoneのデバイス販売やアプリの配信を手がける。フェイスブックはSNS大手だし、アマゾンはネット通販とクラウドに強い会社だ。

 確かに個人情報が集中しているという点は理解できる。グーグルにはメールをすべて預け、マップでは自分がこれから行くところ、これまで移動してきたところも把握されている。フェイスブックには友人や仕事の人間関係を握られ、アマゾンにこれまでの購入データをすべて抑えられている。

 アップルに関しても、iPhoneに個人情報が蓄積されている。しかし、この連載でも何度も触れてきたが、アップルとしては「個人情報には興味がない」として、徹底的にプライバシー保護の姿勢を貫いている。

 グーグルやフェイスブック、アマゾンは広告や物販が主力のビジネスモデルなので、オススメの広告や商品を表示させるため、どうしても個人情報が必要になる。

 一方、アップルは「メーカー」という立場だ。どちらかといえば、この3社よりも、日本企業で言えば、任天堂やソニーに近い立場と言える。メーカーとしてゲーム機というハードウェアを売りつつ、自分たちで作ったゲームを配信するだけでなく、第3社のゲームも配信するといった具合だ。

 まさにゲーム機とソフトはiPhoneとApple Storeの関係に似ているだろう。

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