このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

税制改正でマイナンバーカードがあればパスワードが不要になった

確定申告はe-Taxとマイナンバーカードが便利で簡単!

2019年11月27日 11時00分更新

文● 松下典子 編集●飯島恵里子/ASCII

提供: 弥生

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 確定申告の時期は、税務署や市区役所が大混雑して、持ち込みの申告には時間がかかります。郵送するにしても、提出書類を印刷し、封筒や切手を用意するのは面倒ですよね。

 e-Taxなら、家に居ながらスピーディーに申告できます。e-Taxによる申告をお勧めする最大の理由は、2020年分の確定申告以降は青色申告特別控除額が65万円から55万円に減額され、e-Taxでの申告のみ65万円に優遇されるからです。

 e-Taxは手続きが面倒なイメージがあるかもしれませんが、e-Taxの申告方式が改正され、マイナンバーカードがあれば簡単にできるようになりました。ただし、マイナンバーカードの取得には1ヵ月程度かかるので、早めに準備を始めましょう。

国税庁、「e-Tax利用の簡便化の概要について」より ※画像をクリックすると国税庁の該当サイトに移動します

マイナンバーカード方式だと手続きがカンタン

 2018年提出分までの確定申告でe-Taxを使うには、事前に届け出をして、e-Tax用のIDとパスワードを発行してもらう必要がありました。前回(2019年提出)からは、事前の届け出やID、パスワードの入力が不要になり、マイナンバーカードだけで手続きできるようになっています。なお、マイナンバーがない人のための暫定措置として、事前に届け出ることでIDとパスワードだけでe-Tax申告ができる方式も用意されていますが、あくまで暫定的なものなので、マイナンバーカード方式での申告をお勧めします。

 マイナンバーカードから電子証明書を読み取り、ウェブ版のe-Taxソフトで申告書データを作成すれば、オンラインで確定申告書を提出できます。

iPhoneやNFCスマホがあれば、ICリーダーライターは不要!

 マイナンバーカードに組み込まれた電子証明書の読み取りは、マイナンバーカードに対応したNFCスマートフォンが利用できます。これまではAndroid版の一部のNFCスマートフォンのみに限られていましたが、2019年11月からiPhone も対応しました。対応機種はiPhone 7以降、もちろん最新のiPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxも使えます。

マイナンバーカードに対応したNFCスマートフォン一覧
(公的個人認証サービスポータルサイト PDF)

 お使いのスマートフォンがマイナンバーの読み取りに対応していない場合は、ICカードリーダーライターが必要です。2000円前後で購入できるので、こちらも早めに準備しておきましょう。

 マイナンバーから電子証明書を読み取るには、クライアントアプリを使います。

iPhone版はこちら アンドロイド版はこちら

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所

MSIが変える、未来のクリエイターを育てる教育環境

アスキー・ビジネスセレクション

ピックアップ