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東京モーターショー 2019レポート 第2回

東京モーターショー 2019

500機のIntel Shooting Star Droneが乱舞するライトショーがすごい

2019年10月26日 09時00分更新

文● 林 佑樹 編集●ASCII

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 現在、東京モーターショー 2019が開催中だ。そのなかで次世代のインフラの一翼を担うとされるドローンを活用したナイトショーが10月25日〜10月27日に実施される。ASCII.jpでは10月24日のナイトショーを取材したので、その様子をお伝えしよう。整理券などの情報は記事末を参照のこと。

お台場上空に500機のドローンが集結

 「FUTURE DRONE ENTERTAINMENT “CONTACT”」と題されたナイトショーは、東京モーターショー 2019のコンセプトであるOPEN FUTUREを表現するもので、青海と有明を結ぶ夢の大橋上空で行なわれる。会場には三角形の巨大なモニュメントがあり、ただドローンが群游飛行するのではなく、ライブのようにレーザーやライト、3Dサウンドとシンクロするという仕掛けだ。

特別観覧エリア周辺。ライブ会場っぽさがある

三角形のオブジェクトはディスプレーでもある

 飛行していたドローンはIntel Shooting Star Drone 500機。パイロットひとりで数百のドローンを運用できるものだ。インテルはこのシステムを活用し、2018年の平昌2018冬季オリンピック開会式で1218機、同年創立50周年として自社施設上空での2018機の群游飛行に成功している。また、総合演出はクリエイティブディレクター小橋賢児氏などの日本クリエイター陣が担当しており、テックとエンタメの共作ともなっている。


演出途中を録画したもの。写真より分かりやすい

 ドローンというと細かく、素早く動くイメージが先行しがちだが、ショーでの動きは意外にも緩やかだった。500機すべてがライトを点灯しているのではなく、たとえば動きを見せる際には順次点滅、もしくは次の演出のために一部のドローンが指定座標に移動といった具合だ。ともあれ、空に人や鳥などが描かれ、動く様はとても近未来的だ。

ドローンが出てきたところ。1機ごとにライトが搭載されている

DNAのようなビジュアルになったところ

花火のような演出時。カラフルだったのだが、ドローンの軌跡が分かるくらい低速シャッターでもよかったかも

人の形を模したところ

先の写真の一部を拡大・補正してみると、黒い点を確認できた。次の点灯に備えているドローンと思われる

ショーのレーザー演出

 さて、開催期間は10月24日〜10月27日まで。天候が悪いと中止なのだが、10月26日〜27日の天気予報から実施される可能性は高い。観覧エリアは青海エリアと有明エリアに用意されているほか、特別観覧エリアもある。特別観覧エリアは今回のプレスエリア付近であり、当日分の整理券を夢の広場で14時と17時から2回に分けて配布される予定だ。なお実施の可否は10月24日の場合は、18時15分ごろとかなりギリギリだった。

絵に描いたような近未来ウェアのおねーさんたち

 ちなみに東京テレポート駅や青海駅付近からでも十分に見えるほか、もちろん有明ビッグサイト付近からでも楽しめる。ちょっと撮影してみようという人は、300〜600mmの望遠レンズも準備しておくといいだろう。本稿の写真はMACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Asphericalで撮影したものが多い。正直なところ、ちょっと離れた位置から背景を圧縮したい、ソフトフィルターを持ってこればよかったなど思いつつの取材だった。

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