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ついに日本上陸!! 「有機EL+セカンドディスプレイ」ノートPCをさわってみた

ZenBook Pro Duo 実機レビュー = 超未来型モバイルノートは2画面で爆速だった!!

2019年08月20日 15時00分更新

文● 写真:みやのプロ(@E_Minazou

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 8月20日にASUSが夏モデルのノートPCを発表した.もちろんメダマはCOMOPUTEXで公開した2画面ノート「ZenBook Pro Duo」である.

8コア16スレッドのi9-9980HK搭載
4Kの有機ELが超美麗なのだっ

 ProDuoはその名のとおり、ZenBookシリーズの上位モデル「Pro」シリーズのさらに「2画面(Duo)」を搭載したノートPCで、型番は「UX581GV」となる.

 CPUにはTDP45Wのi9-9980HKで、8コア16スレッド、最大周波数5.0GHzという第9世代のノート用最高速モデルを搭載している.

 GPUはNVIDIAのRTX2060でVRAMを6GB搭載.CPUがバリバリなのに比べて、こちらは2080ではないのだが、非Max-Q、つまりピュアでインストールされている.

 注目のディスプレイは、まずメインのほうが15.6型有機ELの4K解像度(3840×2160ドット)でグレアのタッチおよびペン入力が可能である.

メインディスプレイは有機ELで、サブディスプレイはScreenPad Plusという名で液晶だ.

 コントラストは10万対1でリフレッシュレートは60Hzだが、DisplayHDR規格のHDR500をサポートしており、最大輝度は500nitあるということになる.色域も広く、sRGBの133%、デジタルシネマ規格のDCI-P3を100%カバーしている.

 注目のセカンドディスプレイはキーボードの奥に横幅イッパイに広がっている. ASUSとしては昨年来推進している、ディスプレイ内蔵のタッチパッド「ScreenPad」の延長として、「ScreenPad Plus」という名称で呼んでいる.

 従来のScreenPadは、Windowsの拡張画面と、専用アプリの領域を切り換えて使っていたが、このScreenPad Plusと、同日発表となったZenBook 14/15では、完全にWindowsの拡張画面として固定されつつ、ユーティリティソフトによって利便性を高めている.

ScreenPad Plusの左端中央の「>」マークをタップするとサブメニューが現れて、明るさや設定を指定できる.

 Pro DuoのセカンドディスプレイScreenPad Plusは、メインに合わせて横の解像度は3840ドットあり、縦は1100ドットなので、約3.5対1という横長なものだ.4Kディスプレイでいうと縦がほぼ半分になったサイズだが、対角線長は14インチある.

 ScreenPad Plusは残念ながら有機ELではなく、液晶ディスプレイで、ノングレア、コントラスト比1200対1で最大輝度は350nit、視野各は上下左右170度と広く、色域はsRGB100%である.設置した状態からして天井の明かりを拾いやすいのと、ペン入力での感触を勘案して、表面をノングレアにしたそうだ.

ディスプレイを起こすとともに本体後方がもちあがる「エルゴリフト」になっている.

手前に並ぶキーボードに
タッチパッドはテンキーに変身するやつ

 キーボードはメインキーの部分が横幅280ミリ、奥行き98ミリと十分広さがあり、なおかつきちんと設計された日本語配列で、幅寄せされたキーはない.

メインキーボードはきちんとした日本語配列でとても美しい.

 かな文字はキートップの右下に小さくプリントされているうえ、英文字がきちんとデザインされた美しい書体でとても好感がもてる.キーピッチは19.05ミリでキーストロークは1.4ミリあり、打鍵もほぼ無音である.

右はやはり手前に設置されているASUS ROGのZephyrus Sのキーボード部.同じキーボードを使っているのかと思ったが全く異なるデザインである.

 キーボードの左側にあるタッチパッドは横60×縦85ミリの縦長で、右上の部分を押すとテンキーが浮き上がるもので、ASUSはNumberPad2.0と呼んでいる.

タッチパッドの右上の部分を押すとテンキーが浮き上がる.タッチパッドの上に4つ並ぶキーの左端は頼もしい「ターボ」キーだ.

 キーボードの手前の下部分にはLEDを使ったインジケーターがあり、ファンの回転数が色でわかるようになっている.

 一番手前にキーボードがある状態は、自分は仕事用キーボードが小型でパームレストがなく、慣れているので使い勝手は問題がない.

 ただ、通常のノートPCでは奥にキーボードがあるので、ホームポジションに手を置いた状態で、スクリーンと目の距離がちょっと離れることになる.モバイルノートでは苦しいかもしれないが、スクリーンが15型なので大丈夫である.ちなみにキートップの中央は0.15ミリくぼんでいて、指にフィットする.

キートップの中心部は0.15ミリの「くぼみ」があり、指にフィットする.

 とはいえ、「パームレストがないとダメなんです」な人のために、ProDuoには専用のレストが付属する.奥行きは約80ミリでザラザラした表面がキモチいい.先の前面インジケーターの明かりを上面に屈折表示するというギミックまである.

同梱のパームレストとASUS PENをセットしてみました.なんか未来感が高まります.

 付属品としては、専用のペンもある.筆圧1024階調のASUSペンで、単4電池を内蔵する.両方のディスプレイで利用できる.

ボディ面積は狭額縁サイズだが
厚みはちょっとフックラさん

 インターフェイスはサンダーボルト3のタイプC×1と、USB3.1タイプA×2、そしてHDMIとコンボジャックという構成である.電源入力は別にあるのだが、タイプCはいまどき左右両方にほしかった.無線はWiFi6とBluetooth5.0と最新規格でこれも安心である.

本体左側(写真上)にもタイプCが欲しいところですね.左右ともに大きな排気口が目立っています.前寄りのメッシュの部分はスピーカーです.

本体前面(写真上)の中央にはLEDのラインがあります.後面には目立ったものは見えませんが、液晶との間に吸気口があります.

 本体の底面積は359.5×246ミリと、狭額縁の15型としてきっちり収まってたサイズである.

 ただし、厚みは24とちょっと分厚い.重さは2.5キロあり、いまどきの15型ノートとしては「厚くて重い」のだが、コアi9とダブル液晶を搭載しているのでいたしかたないだろう.バッテリーは71Wh搭載しており、スペック表では駆動時間は5.3時間となっている.

リフトアップはキーボードの傾斜のためもありますが、底面から十分に吸気をするためでもあります.

 ボディ全体は「格調のある薄青」で、照明によってはちょっと緑がかってもみえる.ASUSは「セレスティアブルー」と呼んでいる.天板はおなじみの同心円模様だが、表面はフラットだ.

天板はおなじみ光沢のASUSロゴと、同心円の模様が入っています.

底面の前側(写真下側)には広いラバーが設置されていて本体がすべらないようになっています.

4KOLEDがまずステキなんですよね
セカンドディスプレイをどう使うかです

 HDR500のOLEDは非常に明るくなおかつ鮮やかで、輝度100%だとマブシイくらいである.ゲームも映像コンテンツも、通常の液晶で観るのとは段違いの臨場感があり、没入することができる.

 セカンドディスプレイはノングレアで、OLEDより暗めで、ナナメから見る状態になるので、メインとの見た目の差が大きい.逆にいうと、上下2つのディスプレイとして使い分けやすい.

前側から見ると、OLEDは非常に高輝度で、セカンドディスプレイはちょっと暗く感じます.

 ユーティリティソフトが常駐していて、上下スクリーンのアプリの入れ換えや、全画面(つまり両方のディスプレイにアプリウィンドウを広げる)といった動作を1発で行うことができる.これは慣れると楽しいのだ.

2つのディスプレイをまたいでひとつのアプリを表示させるとこんな感じになります.この状態で上下にスクロールするととっても未来感が高まります.

 WindowsからするとScreenPad Plusは 拡張ディスプレイの扱いになるのだが、こちらをプライマリーにすることはできるが、その場合、メインディスプレイはOFFになる.それはそれで、昔のPC-8200のようでカッコいい.これでメインディスプレイを外して、下側だけ持ち歩きたいという欲望も生じてくる.

ユーザーによって2画面の使い分け方法は無限に生まれるんですよね~

 脱線したが、タスクバーを一番手前に配置して3840×3260ドットの巨大正方形デスクトップとして使うことはできないので、おじさんはちょっと残念なのである.

ディスプレイの設定では1のみ、2のみなど設定は変更できますが、両画面ONのまま手前をメインディスプレイにしようとすると拒否されます.

8コアが速すぎで速度違反レベル
ターボボタンもうれしい配慮

 ベンチマークテストを実施してみた(ファンはターボモード使用).i9-9980HKの8コアパワーはすごかった.CineBenchのCPU値で1673が出たのだ.最新の15型ゲーミングノートが搭載しているi7-9750Hでは1200超えれば高速で、最高でも1299止まりである.そこへいきなり1600を大きく超えてきたのだ.そこらのゲーミングノートより30~40%も速いCPUを搭載しているのである.

 3DMarkのほうはFireStrikeが14026、TimeSpyが6049でレイトレーシングのPortRoyaleが3210と、こちらは、RTX2080Max-Qのお兄様方は17000、7000、4000は超えてくるので、8割の速度になる.

 ちなみに手前の画面をOFFにしてもメイン画面でのベンチ結果は変わらなかった.逆に手前画面のみONにしてベンチをとってみたが、3840×1100ドットの超横長画面でも、きちんとメインスクリーンと同じ速度が出る.いざとなったら両スクリーンともにRTX様がおでましになるしくみのようだ.

 試用機のSSDはSAMSUNGのMZVLBを搭載しており、CrystalDiskMarkではマルチシーケンシャルのリードが3107、ライトが2370と高レベルの値を出している.

底板を取り外すと左右の排気口にちっちりとファンが取りつくレイアウトになっている.

 バッテリーは71Wh搭載で、おなじみBBenchで、メインとセカンドディスプレイともに100%輝度で、「最も高いパフォーマンス」で動作させたところ、2時間50分も稼働した.バッテリー容量からするとよく省エネできている.試しに両方のディスプレイを50%の輝度にして同条件でテストしたところ3時間12分稼働した.その差は30分ほどで、13%長持ちしたが、輝度によって消費電力は大きくは変わらないことになる.

「MyASUS」というアプリで、ファンの回転数をあげる「ターボモード」を指定できる.前述のタッチパッド上のキーでもON/OFF可能だ.

 バッテリーのチャージは消費と同じ条件で稼働しながらで50%までが35分、70%までが50分、90%まで75分かかった.ACアダプターは19.5V11.8Aの230W出力の大型サイズなので余裕なのである.

バッテリーの左右にはりっぱなスピーカーユニットが配置されている.

SSDはM.2なのでアップグレードできそうだ.

メインメモリーはボード直付けなので増設はできない.

このファンを回り込んで両側から伸びるヒートパイプはちょっとユーモラスなカタチですね.

有機ELだけでも未来なのに
2画面で楽しみが4倍
8コアで楽しみ16倍のマシンなのである

 というわけで、とにかく明るい有機ELが搭載されているというだけで、今とってもナウなマシンなのに、ProDuoは、加えて大きなセカンドディスプレイがある.

 こんなレイアウトのモバイルノートはみんなが初めてなので、さあどおやって使いまくろうかと、いろいろ試す楽しさがある.おじさんたちもちょっと長めに使っていろいろ考えていこうと思ってますヨ.

 加えて、ProDuoは爆発的な高速CPUを搭載しているから、この広大な画面の上で、マルチにアプリを起動しまくってレイアウトしまくって使いまくっても安心なのである.

 いま、世界でイチバン「未来」なモバイルノートPCであることは間違いないのである.とりあえず買って使ってみよう!!

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