X570チップセット搭載マザーボード紹介
X570 AQUA
フラグシップモデルとして、世界で999枚の限定生産。日本にいくつ入ってくるのかは現状わからないという。発売日も未定だ。E-ATXサイズのフル水冷仕様で電源周りは14フェーズIRデジタルVRMを使用し、12Kブラックコンデンサの採用やIR3555の搭載により、最大60Aの電力供給や飽和電流の供給、オン抵抗を大幅低減している。
X570 Creator
デフォルトでは光らないクリエイター向けハイエンドモデル。発売日は未定。電源回路周りはAQUAと同等で14フェーズIR3555採用のDr.MOSを搭載し、Thunderbolt 3対応Type-Cコネクターを2つ装備。10Gbit LAN+ギガビットLANやWi-Fi 6の搭載によりネットまわりは高速で、DisplayPortの入力端子も備えている。
X570 Phantom Gaming X
ゲーミングを重視したハイエンドモデル。発売日は7月7日、予想実売価格は4万4800円。14フェーズのDr.MOSを採用し、メモリーはDDR4-4666以上を搭載可能。2.5Gbit LANとギガビットLAN、Wi-Fi 6を内蔵し、Hyper M.2は3スロット用意されている。USB3.2 Gen2を3つ備えるが、Thunderbolt 3は搭載しない。
X570 Taichi
13代目となるTaichiは、歯車のデザイン部分に一番細いレーザーで刻印しているマニアックなこだわりをもつハイエンドモデル。発売日は7月7日、予想実売価格は3万8800円。Phantom Gaming Xと同様14フェーズDr.MOSを採用し、メモリーはDDR4-4666以上を搭載可能。Phantom Gaming Xとの違いは、ギガビットLANのみなのと、サウンドでCreative SoundBlaster Cinema5ではなくDTSな点。
X570 Phantom Gaming ITX/TB3
ASRockらしい製品の一つ。AMDプラットフォームにThunderbolt 3のコネクターを搭載したモデル。発売日・価格は未定。Thunderboltのピンヘッダはどのマザーボードにも用意されているが、この製品と、Createrはコネクターがついている。10フェーズのDr.MOS電源回路を搭載しMini-ITXサイズながらWi-Fi 6も内蔵するなど、Gamingの名に恥じない仕様となっている。
凝縮されているためAM4ソケットのCPUクーラーが装着できず、インテルのLGA 115X系のCPUクーラーが装着できるという変速タイプ。しかも穴が小さいため、リファレンスデザインのプッシュピンタイプは使えない。裏からネジ止め式のクーラーのみ装着可能となっている。この製品を購入する際は十分気をつけたい。
X570 Extreme4
ミドルクラスのマザーボード。発売日は7月7日、予想実売価格は3万1800円。クリエイター向けに近い位置づけに刷新している。耐久性をさらに追求していて、電源回路は10フェーズDr.MOSを採用。ネットワークはギガビットLANのみでHyper M.2スロットは2つ。ただし、Wi-Fi用のM.2 Key-Eスロットを備えている。USB 3.2 Gen2端子は2つだが、USB 3.2 Gen1端子は11個と豊富だ。コストパフォーマンスを追求したモデルだ。
X570 Steel Legend
こちらも高耐久を目指して設定されていて、デザインは従来どおり基盤には迷彩が施されていて、Sのロゴが描かれている。Extream4との違いは、サウンドでDTSが非対応なのとUSB3.2 Gen1が10端子ですべてType-Aな点。発売日は7月7日、予想実売価格は2万6980円。
X570 Pro4
ここからはスタンダードモデル。発売日は7月中旬、予想実売価格は2万980円。電源回路は10フェーズでDr.MOSは非採用。メモリーはDDR4-4066以上で、Hyper M.2スロットは2つとWi-Fi用M.2 Key Eを備える。インターフェースはSteel Legendとサウンドまわりが違うだけ。
X570 Phantom Gaming 4
スペックとしてはPro4にあるUSB 3.2 Gen2端子がType-Aのみに。またHyper M.2スロットにヒートシンクが備わっていないのが大きな違い。発売日は7月7日、予想実売価格は1万9400円。
X570M Pro4
Pro4のmicroATX版。発売日は7月7日、予想実売価格は2万4800円。メモリーがDDR4-4200以上なのとUSBインターフェースの仕様が若干違う。