Photoshop CCやPremiere Proの起動が劇的に速くなる!
大容量HDDを高速で使えるインテル® Optane™ メモリー搭載PCのススメ
2019年07月09日 11時00分更新
アプリの起動時間ではOptaneメモリーの効果が絶大
続いてAdobeの写真や画像編集ソフト「Photoshop CC」と動画編集ソフト「Premiere Pro」の起動時間を比べてみよう。両者はいずれもインストール時に多くのストレージ領域を必要とするだけでなく、起動時に多くのファイルを読み込むなど、起動に時間がかかるいわゆる“重い”ソフトの代表格でもある。
Photoshopの起動時間はOptaneメモリー搭載PCが平均12.09秒だったのに対して、HDD搭載PCは平均55.346秒もかかっており、約43秒も速くなった。Windows 10の起動時間と比べると劇的な効果である。
Premiere Proの起動時間ではさらに大きな効果が得られている。Optaneメモリー搭載PCが平均14.7秒のところ、HDD搭載PCは平均100.19秒もかかっており、なんと約85秒もの時間短縮となった。Premiere Proの起動はPhotoshop以上に重く、重いソフトになればなるだけOptaneメモリーの効果が大きいことがわかる。
なお、この起動時間の速さが一時的なものでないことを確かめるために、Optaneメモリーの容量(16GB)以上の動画ファイルをコピーしながら、同時にPhotoshopで50枚の写真のRAW現像をバッチ処理で行なった。その後に再度Premiere Proの起動時間を計測してみたが、起動時間はわずかに約1秒遅くなっただけだった。
この結果を見る限り、Optaneメモリーによって高速化されたアプリは、普通にファイルのコピーなどを行なっているぐらいでは、そう簡単には遅くはならないと考えることができる。