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Photoshop CCやPremiere Proの起動が劇的に速くなる!

大容量HDDを高速で使えるインテル® Optane™ メモリー搭載PCのススメ

2019年07月09日 11時00分更新

文● 北川達也 編集●ジサトライッペイ

提供: インテル

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Windows 10の起動時間が約11秒短縮するも
スリープからの復帰時間は大差なし

 CrystalDiskMarkはストレージの性能を計測できるベンチマークソフトだが、その性能差がそのまま体感速度の差になるわけではない。あくまでそのストレージが本来備えるポテンシャルをチェックするツールである。というわけで、ここからはWindows 10の起動時間やスリープからの復帰時間、アプリの起動時間、ファイルのコピー速度などの体感速度に直結する実際の使用感を比較してみよう。

 まずは、Windows 10の起動時間とスリープからの復帰時間だ。Windows 10の起動時間は電源オンからデスクトップの表示までにかかった時間と、電源オンからWindows 10へのサインインを経て自動起動に指定したアプリが起動するまでの時間の2種類を計測。ストップウォッチで5回測り、その平均時間を掲載する。また、スリープからの復帰時間はスリープ解除後にデスクトップが表示されるまでの時間をストップウォッチで5回計測した平均時間とした。

Windows 10の起動時間。

 電源オンからデスクトップの表示までにかかった時間は、Optaneメモリー搭載PCが平均12.184秒と、HDD搭載PCの平均16.178秒と比べて約4秒速かった。そして、この差は指定アプリが起動するまでの時間を含めるとさらに開く。

 Optaneメモリー搭載PCはデスクトップ表示からアプリが起動するまでが平均12.452秒で、電源オンから数えると合計で平均24.636秒。一方で、HDD搭載PCはデスクトップ表示からアプリが起動するまで平均19.402秒もかかっており、電源オンから含めると合計で平均35.58秒と、Optaneメモリー搭載PCよりも約11秒も遅い計算になる。

Windows 10起動時間のテスト画面。OS起動後に指定したアプリ(CrystalDiskMark)が自動起動するまでの時間も計測している。

 では、なぜHDD搭載PCではデスクトップが表示されてからアプリが起動するまで多くの時間を要すのか? それは、OSが起動に重要なファイルだけを最初に読み出し、後回しにしても良いファイルは後から読み出すことで見かけ上の起動速度を上げているからである。自動起動に設定したアプリは、Windows 10の利用に必要なファイルがすべて読み込まれてから処理が行なわれるため、起動までに時間がかかっているのだ。

 デスクトップが表示されたのに目的のソフトを起動するまで待たされる、なんて経験はないだろうか? これはまさにその現象である。Optaneメモリー搭載PCならその待ち時間を軽減できるということがわかっていただけたかと思う。

Windows 10のスリープからの復帰時間。

 スリープからの復帰にかかる時間はOptaneメモリー搭載PCのほうが約0.5秒ほど速いぐらいで、HDD搭載PCと大きな差は出なかった。これはスリープからの復帰時にストレージへのアクセスがあまり発生していないからである。Optaneメモリー搭載PCだからといって、すべての操作が劇的に速くなるわけではないことを覚えておいてほしい。

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