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COMPUTEX TAIPEI 2019レポート 第35回

クリエイター向け液晶回転ノートPC「ConceptD 9」などを展示するAcer

2019年06月02日 11時00分更新

文● ジサトラショータ

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 コンピューター関連機器の総合展示会「COMPUTEX TAIPEI 2019」の会期中、Acerは台北市内に展示ブースを展開。クリエイター向けの「Concept D」やPredatorシリーズの国内未発売モデルのほか、Acer製のPCを使ったMOD PCなどを公開した。

4月に発表された「Concept D」などを独自展示

「台北 101」近辺の商業施設内にブースを展開したAcer

 台北のランドマークタワー「台北 101」のほど近くにある商業施設の敷地内に単独でブースを展開したAcer。目立ったのは、4月に米国で発表されたクリエイター向けPCの新ブランド「Concept D」シリーズのタッチ&トライだ。

「ConceptD 9」。第9世代Core i9プロセッサー、GeForce RTX 2080を搭載する回転ディスプレー搭載ノートPCだ

ディスプレーの回転機構により、2in1ノートPCとして運用が可能

ディスプレーを上にして折りたたむことでペンタブレットのように扱える

第9世代Core i7プロセッサー、Quadro RTX 5000シリーズ搭載の正統派クリエイター向けノートPC「ConceptD 7」。ファンノイズを40dB以下に抑えるなど、静音性に気を配っているのも特徴

Radeon RX Vega Mグラフィックスを搭載する「ConceptD 5」

CPUにXeon GOLD、GPUにQuadroシリーズ搭載で最大60TBのストレージ容量を搭載可能な「ConceptD 900」。ディスプレーはHDR 1000に対応する「ConceptD CP7271K P」

第9Core i9プロセッサー、Quadro RTX 4000搭載の「ConceptD 500」。ディスプレーはHDR 400対応の「ConceptD CP3271K P」

 「Concept D」は、ノートPC、デスクトップPC、ディスプレーなど、複数のハードウェアにまたがり展開されるシリーズとなる。いずれもクリエイター向けのスペックや機能を備えることは共通しており、17.3インチの回転液晶ディスプレーを搭載する「ConceptD 9」、IntelのXeon GOLDプロセッサー、NVIDIAのQuadro RTX 6000シリーズ搭載で最大60TBのストレージ容量を搭載可能なデスクトップPC「ConceptD 900」、DisplayHDR 1000対応の4K・144Hzディスプレー「ConceptD CP7271K P」など、意欲的なモデルが揃う。

前面にスライドする「HyperDrift Keyboard」搭載の「Predator Helios 700」。第9世代Core i9およびRTX 2080を搭載

キーボード部分のみを引き出すことで、ファンの吸気口が露出し、冷却性能を高める。この機構を実現するため、キーボードのキーには新開発の「MegForce Keys」を採用している。

露出した吸気口部分は真っ赤に発光する。メカニカルでカッコいい

下位モデルの「Predator Helios 300」。こちらはキーボードスライドギミックはなし

薄型ノートPC「Predator Triton 500」

 また、国内では未発売となるスライドキーボード搭載のゲーミングノートPC「Predator Helios 700」など、同じく4月に発表されたそのほかの製品も展示されていた。いずれも国内での価格や発売日などは未定だ。

ModderによるAcer製ゲーミングノートPCのMOD作品も展示されていた

 ユニークだったのが、海外ModderによるAcer製ゲーミングノートPCを使ったMOD作品の展示だ。SFアクション映画「プレデター」になぞらえた作品など、ユニークな外観のものが揃っていた。

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