定番ベンチマークで性能を計測
ストレージベンチマークの「CrystalDiskMark 6.0.2」や、「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」などを使って、「ASX8200PNP-512GT-C」のパフォーマンスを見ていく。
まずは、「HD Tune Pro 5.70」の「File Benchmark」を使って、キャッシュアフレ時の挙動をチェックしよう。
データ容量50GBで複数回テストしたが、キャッシュアフレが発生する容量は一定ではなく、20GBを超えたあたりから書き込み速度は500MB/秒程度への低下と回復を繰り返す傾向にあった。
シーケンシャルは公称値に届かず
CrystalDiskMark 6.0.2
ベンチマークを使ってのパフォーマンスチェックへと進んでいこう。まずは定番のCrystalDiskMarkを、テストサイズ1GiB、4GiB、8GiB、16GiB、32GiBで実行している。
1GiBから32GiBまで、シーケンシャルリード・ライトはリード3000MB/秒台、ライト2000MB/秒台と公称値には届いていないが十分優秀と言える結果を出している。また、1GiB時のランダム「4KiB Q8T8」はIOPS換算で、リード34万7982IOPS、ライト34万7772IOPSと公称値に迫る性能を発揮している。
総合スコアーは最速クラスの製品に匹敵
AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776
続いてはAS SSD Benchmarkでパフォーマンスをチェックしていこう。テストは標準テストに加え、Copy-Benchmarkを実行している。
シーケンシャル、ランダムともに十分優秀と言える結果を出しており、総合スコアーは最速クラスの製品が出す4000台には届かないが、“3998”とかなり迫っている。
3種のパターンでファイルコピーを行ない、転送速度を計るCopy-Benchmarkも高速で、小さいファイルのコピーとなるProgramこそ、766MB/秒になっているが、2つの大きなファイルをコピーするISOは1798MB/秒、大小ファイルコピーのGameも1553MB/秒と高速だ。
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