世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
ハッブル宇宙望遠鏡の成果の集大成、26万の銀河を捉えた写真
合成処理されたこの画像は、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた16年分のデータを使って作られた。おおよそ26万5000の銀河が写っており、その年代は、133億年前、ビッグバンからわずか5億年後の宇宙にまで溯る。
ウーバーとリフト普及で都市部の渋滞が悪化、新研究が指摘
配車サービスは都市の混雑を緩和しているというウーバー(Uber)とリフト(Lyft)の主張に反し、むしろ交通状況を悪化させていることを示す証拠が増えている。
アマゾンが梱包の自動化を推進、作業スピードは人間の5倍
アマゾンは新型の梱包機械を数十カ所の倉庫へ導入することを検討中だ。1つの倉庫につき24人分の仕事がなくなると、ロイター通信は伝えている。
ビットコイン「億り人」の DIYデザイナーベビー計画
中国の科学者による遺伝子編集ベビーの誕生は、世界中で非難を浴び、規制強化への動きを促したが、自費でデザイナーベビーを作ろうとするDIYバイオハッカーを抑えつけることは難しい。実際、ある若者は、ビットコインで得た資金を使って、テクノロジーで能力を強化したトランスヒューマンを作り出そうとしている。
ニューラルネットを大幅に「ダウンサイジング」 MIT研究者が提唱
ニューラル・ネットワークの訓練には、多くの時間とコストを必要とするというのが一般的な考えだ。しかし、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者が、ニューラル・ネットワークの規模を10分の1から100分の1にして訓練しても、同等のパフォーマンスを得られることを示す論文を発表した。
人工衛星で世界中の発電所の大気汚染を監視、米NPOが計画
大気汚染は世界で5番目に大きい死亡リスクである。大気汚染が原因で、毎年500万人が早死にしている。
ビル・ゲイツが選んだ、いま読むべき「テクノロジー書」10冊
読書家としても知られるビル・ゲイツ氏が「2019年版ブレークスルー・テクノロジー10」の選定にあたって参考にしたテクノロジー関連書籍を紹介する。
人類を救う「炭素回収」技術 挑み続けた開拓者の20年
20年前に素粒子物理学から二酸化炭素を大気から回収するテクノロジーの研究に転じたクラウス・ラックナー教授の考えは、ようやく世間から認められつつある。ラックナー教授は、二酸化炭素回収技術を確立しなければ、地球温暖化により人類は深刻な危機に瀕すると主張している。
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