Azure Content Delivery Network:エッジサイト拡張
Azure Content Delivery Network(Azure CDN)は、世界中のユーザーへのコンテンツ配信を高速化するCDNサービスです。
Azure CDNで、ルートドメイン、CDN管理の証明書のサポートに加えて、次の新機能がサポートされました。
- Azure CDN from Akamai:エッジサイトを405か所から1,200か所以上に拡張
- Azure CDN from Microsoft:複数のエッジサイトを追加
- Azure CDN from Verizon:デトロイトにエッジ サイトを追加
詳細は、次のページをご覧ください。
Azure Traffic Manager:Azure Cloud Servicesのエンドポイント自動有効化/無効化/削除機能の廃止
Azure Traffic Managerは、様々なAzureリージョンのエンドポイントへのトラフィックのルーティングを制御するサービスです。
Azure Cloud Servicesは、Azureの初期から提供されていた、Windows ServerベースのPaaSサービスです。
Azure Traffic Managerでは、Azure Cloud Servicesのクラウドサービスを開始、停止、または削除するときに、対応するAzure Traffic Managerエンドポイントを自動的に有効化、無効化、または削除することができます。この機能が、5月1日に廃止されました。
Azure API Management:4月19日のアップデート
Azure API Managementは、既存のAPIに対するAPIゲートウェイのサービスです。
4月4日のアップデートに続いて、Azure API Managementの4月19日のアップデートがリリースされました。
Azure Kubernetes Service (AKS) :ポッドセキュリティポリシー
Azure Kubernetes Service (AKS)は、マネージドKubernetesサービスです。
Azure Kubernetes Service (AKS) で、ポッドセキュリティポリシーのプレビューが始まりました。
ポッドセキュリティポリシーによって、ポッドの作成と更新に関するきめ細かい認可が可能になります。
Azure Container Registry:Singularity Image Format
Azure Container Registryは、コンテナーイメージを格納するプライベートレジストリのサービスです。
Azure Container Registryが、Singularity Image Format(SIF)コンテナーイメージの格納をサポートしました。
- 更新情報「Azure Container Registry でのシンギュラリティ イメージ ファイル (SIF) のサポートのプレビューを開始」
- ブログポスト「Azure Container Registry での Singularity Image Format コンテナーのサポート開始」
Azure Cognitive Services:QnA Makerの4月のアップデート
Azure Cognitive Servicesは、画像認識、音声認識、自然言語処理といった、AIを活用したAPIサービスです。
Azure Cognitive Servicesの1サービスであるQnA Makerは、カスタムのQ&Aサービスを構築できるサービスです。
QnA Makerに、次の新機能が追加されました。
- 新しいMicrosoft Bot Framework v4向けのテンプレートが利用可能に
- SharePointファイルからのQ&Aの抽出
- QnA MakerページへのQnA Makerヘルプボットの追加
- Microsoft Health BotのQnA Makerサポート
詳細は、次のページをご覧ください。
Azure SQL Database:Managed Instanceのサーバーレベル照合順序、Azure Data Studio
Azure SQL Databaseは、SQL Serverベースのリレーショナルデータベースサービスです。
Azure SQL Databaseの一機能であるAzure SQL Database Managed Instanceは、オンプレミスのSQL Serverとの100%に近い互換性を持つデータベースサービスです。
Azure SQL Database Managed Instanceの作成時に、サーバーレベルのカスタム照合順序を構成できるようになりました。
サーバーレベルのカスタム照合順序が構成されたオンプレミスのSQL Serverインスタンスの移行が、より簡単になりますね。
Azure Data Studioは、SQL Server、Azure SQL Database、Azure SQL Data Warehouseでのモダンなデータベース開発、運用のための、Windows、macOS、Linuxで動作する軽量なツールです。
3月リリースに続いて、Azure Data Studioの4月リリースが利用可能になりました。このリリースでは、Azure Resource Explorerの改善などの新機能があります。
Azure Database for PostgreSQL:読み取りレプリカ
Azure Database for PostgreSQLは、PostgreSQLベースのリレーショナルデータベースサービスです。
1月にパブリックプレビューになっていたAzure Database for PostgreSQLの「読み取りレプリカ」が、GAになりました。
この機能は、PostgreSQLネイティブの非同期レプリケーションを使って、単一のサーバー(マスター)から、同じAzureリージョン内にある最大5つの読み取り専用サーバー(読み取りレプリカ)にデータをレプリケートできます。
Azure Database for MariaDB:仮想コア上限拡張
Azure Database for MariaDBは、MariaDBベースのリレーショナルデータベースサービスです。
2018年12月に、Azure Database for MySQL、Azure Database for PostgreSQLで、汎用レベルでは64仮想コアまで、メモリ最適化レベルでは32仮想コアまでスケールアップできるようになっていました。
今回、Azure Database for MariaDBでも、汎用レベルでは64仮想コアまで、メモリ最適化レベルでは32仮想コアまでスケールアップできるようになりました。
Azure SQL Data Warehouse:予約容量
Azure SQL Data Warehouseは、SQL Serverベースのデータウェアハウス(DWH)サービスです。
Azure SQL Data Warehouseの「予約容量」が、GAになりました。Azure SQL Data Warehouseの予約容量では、1年間、または3年間、容量(cDWU)を予約でき、最大65%のcDWU容量の料金を節約できます。
- 更新情報「Azure SQL Data Warehouse の予約容量価格の一般提供を開始」
- ブログポスト「Azure SQL Data Warehouse の予約容量とソフトウェア プランの一般提供を開始」
Azure HDInsight:Hadoop 3.0、管理SDK
Azure HDInsightは、Hadoop、Sparkなどのマネージドサービスです。
Azure HDInsight 4.0のApache Hadoop 3.0サポートが、GAになりました。また、.NET、Python、Java向けのAzure HDInsight管理SDKも、GAになりました。
- 更新情報「Azure HDInsight 4.0 の Apache Hadoop 3 の提供を開始」
- ブログポスト「Announcing general availability of Apache Hadoop 3.0 on Azure HDInsight」
- ブログポスト「.NET、Python、Java で Azure HDInsight クラスターを管理」
それでは、また来週。
この連載の記事
-
第155回
TECH
「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《AI/IoT編》 -
第154回
TECH
「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《データ編》 -
第153回
TECH
「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《アプリ開発編》 -
第152回
TECH
「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《インフラ編》 -
第151回
TECH
「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《ハイブリッド/セキュリティ編》 -
第150回
TECH
Azure CDNが準リアルタイムのログ/メトリックをサポート -
第149回
TECH
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《AI/IoT編》 -
第148回
TECH
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《データ編》 -
第147回
TECH
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《アプリ開発編》 -
第146回
TECH
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《インフラ編》 -
第145回
TECH
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《ハイブリッド/セキュリティ編》 - この連載の一覧へ