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MoguraVRのゲームとって出し 第107回

VRリズムシューティング「Audica」音楽にあわせてリズミカルに銃で撃墜せよ!

2019年04月22日 15時25分更新

文● Mogura VR

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 今回は、音楽にあわせてリズミカルに銃でノーツを撃墜するVRリズムシューティング「Audica」を紹介しよう。本作は「Guitar Hero」や「Rock Band VR」シリーズで知られる、ゲームスタジオHarmonixが開発を手がけている。執筆時点ではSteamでアーリーアクセスを実施中で、15曲の楽曲をプレイできる。

 本作の基本的なゲーム内容は、オレンジと青のレーザーを撃てる二丁の銃を使い、「宙を舞うノーツをタイミング良く撃ち落す」「プレイヤーに向かって飛んでくるノーツを叩く」という2つのアクションをこなしながら進めていく。プレイ中の背景には広大は宇宙が広がっており、破壊するノーツのエフェクトと相まって美しい演出だ。

ノーツは現れた瞬間に撃つのではなく、サークルとノーツが重なった瞬間を狙う

 撃ち落とすノーツにはいくつか種類が存在する。ノーツの色と同じ銃で撃ち落とすほか、トリガーを引き続けて連射したり、同時撃ちで破壊したりなどの処理をしていく。蛇のように長く繋がったノーツは、トリガーを引き続けているだけで、気持ちいい連射音とともに破壊できる。プレイヤーに向かって飛んでくるノーツは、実際に手を動かして破壊する。ノーツを壊している連射中でもノーツは叩いて壊せる。

 本作ではプレイヤーの前方180度すべてが盤面だ。そのため、周囲を見回しながら、各ノーツに単発撃ちや連射、同時撃ちを瞬時に判断するテクニックが必要である。リズムゲームとあわせて、判断力と正確さが必要なシューティング要素も組み込んでいる

 曲の難易度が上がると、銃を水平にした状態で撃つことを要求されるノーツが登場するなど、ユーザーのレベルにあわせた難しさでも遊べる。難易度は各楽曲につき4種類用意している。高難易度はかなり歯ごたえがあるが、連続で押し寄せるノーツを立て続けに処理できた際は、とても爽快だ。全体的にゲームの難易度は高めだが、曲を繰り返しプレイし、ノーツ現れる位置を覚えてコツコツ攻略もできる。

 リザルト画面では、曲のスコアと一緒にプレイヤーの「タイミング(ノーツを壊したタイミング)・エイム(射撃の正確性)・フォーム(姿勢)」を表示する。右手と左手でそれぞれ分かれているので、次のプレイへの改善点も分かりやすく、自分の成長過程も確認できる。

 フォームに関しては、曲中ずっと腕を上げていると疲れてしまうので、曲の盛り上がりにあわせて腕を下ろす意識も心がけたい。最初は曲の感覚を掴んでから本腰を入れて挑む、というのも連続プレイしていくテクニックの1つだ。本作は頭や腕は動かすものの、座ったままでのプレイも可能である。

 ラインナップには、ゲームサウンドを取り入れた楽曲や、PCオンラインゲーム「League of Legends」から誕生した4人組ユニット「K/DA」の楽曲「POP/STARS」を収録。こまめにアップデートできるので、今後どのような楽曲や、新機能を追加するか展開が楽しみだ。

 なお、本作は腕を大きく動かしながらのプレイが可能なため、いわゆる「魅せプレイ」の動画がすでにいくつか投稿されている。VRリズムゲーム「Beat Saber」のようにVR空間に自分を表示し、楽曲をスタイリッシュにプレイするものだ。本作が気になる方は是非そちらもチェックしてみはいかがだろうか。

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