今回はVRリズムゲームとシューティングが融合した「Pistol Whip」を紹介しよう。価格は2570円で、対応VRヘッドセットはHTC VIVE系やOculus Rift、VALVE INDEXなど。
本作は「ジョン・ウィック」「リベリオン」といったアクション映画に影響を受けた作品と公言しているVRリズムゲーム。音楽に合わせて敵がノーツとして現れ、敵からの攻撃を避けながら銃で倒していく。
世界観はローポリゴン風で表現しており、EDMを中心とする楽曲と相まってサイバー感が増している。遊びたい楽曲を選び、難易度を選択するとゲームスタート。敵の攻撃や壁などの障害物は、体を上下左右に動かすことで回避できる。敵は物陰や目の前に次々と現れるため気を抜けないが、曲のビートに合わせて出てくるのでテンポよく倒せるのが気持ち良い。また、銃を打撃武器として使用して敵を攻撃することも可能だ。
プレー中はダメージを連続で受けてしまうとゲームオーバーになる。敵の攻撃を受けてしまったら、左下に表示されている数だけの敵を倒すことで体力が回復する。画面下に表示されるバーは曲の進行度、右下にはコンボ数が表示されている。
Pistol Whipは、リズムゲームでありながら緊張感も魅力的だ。VRリズムゲームは、両手のコントローラーを使ってプレーする作品が多いが、本作は「1つのコントローラー=ハンドガン一丁」のみである。残弾数や敵を処理する順番を意識するなど、VRリズムゲームでありながら緊張感のあるプレーを楽しめる。
本作の難易度は全3種類。難易度による違いは「敵の数が増える」「敵が固くなる(複数弾当てる必要がある)」「回復までのキル数が増える」といったもの。回復までのキル数はイージーだと数体で済むが、ハードだと10体以上倒さないといけないので1発の重みが段違いである。
オプションは、ダメージを連続でくらってもゲームオーバーにならない「NO FAIL」やリロードの必要がなくなる「INFINITE AMMO」、二丁拳銃持ちになる「DUAL WIELD」などのモードを用意。慣れない内は遊びやすい設定に変更して、徐々に腕前を磨いていくのも良いかもしれない。
また、アタッシュケースでは銃のデザインを変更できる。銃のデザインは9種類。銃の見た目によって性能は変わらないので、好きな外装と色でゲームをプレーしてみよう。
Pistol Whipは、リズムゲームの爽快さとシューティングの緊張感が上手く組み合わさっている作品だ。ノンストップで次々と現れる敵に対して、ハンドガン一丁で迎え撃つといったシチュエーションはまさに映画のようだ。シューティングゲームが好きな人や一味違ったリズムゲームをプレーしてみたいという人にオススメしたい。
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