今回は複数人で遊べるVRパーティーゲーム「RADtv」を紹介しよう。HTC VIVE系やOculus Rift系のVRヘッドセットでなどでプレー可能で、日本語にも対応している。価格は1010円。
RADtvは、VRで遊べるパーティーゲームが複数収録されている作品。ブラウン管テレビの世界に入り込み、ウェスタンや研究室、庭、飲食店などを舞台にした全25種類のミニゲームが遊べる。ミニゲームはどれも十数秒で楽しめるもので、限られた時間の中でより多くの得点を稼ぐことが目的だ。リザルトなどの画面切り替えのテンポも良いので、ストレスなくプレーできる。
操作は「掴む・離す」「トリガーを引く」といったシンプルなものながら、ミニゲームで遊べる要素は多岐にわたる。目の前に置かれた銃をすばやく手に取って敵を撃ったり、レコードをフリスビーのように投げてゾンビを倒したりなどのシューティング要素も楽しめる。また、「イライラ棒」のように慎重にコントローラーを移動するものや、ハンバーガーの早食い対決など、さまざまなシチュエーションが用意されているので、遊んでいて飽きない。
本作は「チャレンジ」と「トーナメント」の2つのモードに分かれている。チャレンジモードは、1人で25種類のミニゲームを好きに遊べる。各ミニゲームには課題があり、これらをクリアしていくことでプレイヤーが操作する手のスキンを入手できる。
たとえば「早撃ち」のゲームでは、怒ったギャンブラーを撃つと得点を稼ぐことができる。高得点を狙うためには素早く正しい順番で撃つ必要があるのだが、ビンをすべて撃つ、相手を撃たずに帽子のみを撃つといった課題もある。課題をクリアしようとすると別の立ち回りになるので、1つのミニゲームの中にも楽しみ方が増えていく。
トーナメントでは最大5人で遊ぶことができる。ローカルマルチプレイなので、VRヘッドセットやPCなど高額な機材を複数用意する必要がないのは嬉しいポイントだ。友達を家に呼んでワイワイしながら遊べる、まさにパーティーゲームである。
参加人数とプレイヤー名を設定。次にラウンドとラウンド毎のミニゲーム数を選択して準備完了。1人目のプレイヤーがミニゲームを終えると次のプレイヤーに交代し、ラウンド毎の合計スコアを競う。ゲーム中はほかのプレイヤーの得点などが画面に表示されるので、VRで遊んでいるプレイヤー以外の観客も一緒に盛り上がることができる。
本作は広いゲームスペースを用意していなくても、直立の状態で十分遊ぶことができる。しかし、手を激しく動かすミニゲームも複数あるので、コントローラーを飛ばさないようにしっかりとリストストラップを装着しておこう。
(C) 2019-2020 Ruffian Games

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