発熱時間は使い捨てカイロより短いが
温度を3段階で調整できるのが便利
ご存知のように、内蔵電池を繰り返し充電、放電することで数百回使える電気カイロは、半導体の発熱素子とサーモスタット、充電式バッテリーという3つの部品で構成されている。基本的には、充電された内蔵バッテリーから半導体発熱素子に電気を流し、床暖房みたいに発熱させる仕組みだ。その時に過剰な発熱を防ぎ、サーモスタット機構が温度調整するため、カイロ本体の温度が上がりすぎることなく適温の状態で使える。
一般的には、USBカイロより使い捨てカイロの方が発熱時間が12時間前後と2~3倍近く長い。そして、温度も高め(65度前後)だ。今回購入したハンドファンはUSBカイロの中では温度設定は標準的だが、低温(38~40度)、中温(41~42度)、高温(43~45度)の3つから選んで適時切り替えることが可能だ。
平均でも50度を超えてしまう使い捨てカイロに比べると、圧倒的に低温やけどの確率は低いだろう。一方、筆者が住んでいる東京の都市部なら冬の朝でも大丈夫だが、より厳しい寒さの地域では10度近い差に物足りなさはあるかもしれない。

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