「折りたたみスマホ」2019年登場か 編集部撮影
2019年はモバイル業界にとって、話題に事欠かない年になりそうだ。
スマホにおいては、まず注目となるのがサムスン電子だ。画面が折り曲がるスマホをすでに2018年の開発者向けイベント「Samsung Developer Conference 2018」でチラ見せしており、この製品発表が待ち望まれる。
サムスン電子は、毎年、2月にスペイン・バルセロナで開催されている世界最大の通信関連展示会「Mobile World Congress」で、その年のフラグシップを発表することが多い。今年も、MWCもしくはその時期あたりに新製品を発表するのではないか、と見られている。
また、サムスン電子は、2018年12月に開催されたクアルコムのイベントで「2019年前半に5G対応スマホを発売する」と発表。アメリカではAT&Tとベライゾンがサムスン電子の5Gスマホを取り扱うとしている。「折りたたみで5G」なのか「折りたたみと5Gは別」なのかは不明だが、いずれにしても、サムスン電子が新たな切り口の製品を投入してくることに期待したい。
●アップル3月までに新製品か
世界シェア第2位で、最近、世間を賑わせているファーウェイは、ここ数年の傾向を見てみると、春にPシリーズ、秋にMateシリーズのスマホを発表している。
アップルはここ最近、9月初旬にiPhoneの新製品を発表し、翌週の金曜日に製品を発売するというサイクルがほとんどで、今年もその流れを踏襲することだろう。ただここ数年は、すべてのラインナップを9月中に発売するのではなく、一部機種を10月もしくは11月にずらして発売している。
2018年は3月末にはエントリーモデルのiPad、10月にはiPad Proを発表、発売した。おそらくアップルは3ヵ月に一度の決算にあわせる形で、3ヵ月ごとに新製品を分散させ、売り上げの平準化を狙っているものと思われる。となると、2019年も3月までに何かしらの新製品が登場する可能性がありそうだ。

この連載の記事
-
第230回
トピックス
【解説】ドコモ対Colt、接続料訴訟の裏に“音声通話”悪用スキーム -
第229回
トピックス
楽天モバイル不正契約問題 本人確認の甘さは反省すべき -
第228回
トピックス
社長が語る「povo」 “通信回線を売る”から“アプリの一部になる”戦略 -
第227回
トピックス
アップル「iPhone 16e」少々高いが、AIデビューに最適 -
第226回
トピックス
アップル「iPhone 16e」早くも“月1円” キャリア春商戦の本命機種に -
第225回
トピックス
KDDI、データ使い放題プランで「スターリンク無料」に期待 -
第224回
AI
孫正義会長がAIの“水晶玉”に見た、iPhone独占販売に近い「勝ちパターン」 -
第223回
トピックス
サムスン「Galaxy」ついにソフトバンク入り 音声版「消しゴム」機能に驚いた -
第222回
トピックス
携帯キャリア「30GBの壁」めぐる争い -
第221回
トピックス
子どものスマホ料金プラン オススメは【専門家が解説】 -
第219回
トピックス
「ドコモ銀行」どう実現? 住信SBIネット銀買収の観測も - この連載の一覧へ