Windows情報局ななふぉ出張所 第127回
そろそろネタ切れが不安になるレベル:
ファーウェイ「HUAWEI Mate 20 Pro」文句なしのフラグシップ
2018年10月23日 16時00分更新
ほしかった機能が全部入った「HUAWEI Mate 20 Pro」 筆者撮影
ファーウェイが10月16日、最新スマホ「HUAWEI Mate 20」シリーズを発表しました。スマホのカメラ性能でトップを独走する「HUAWEI P20 Pro」に続く、2018年2機種目のフラグシップスマホとして文句なしの端末といえる仕上がりです。ロンドンまで取材に行ってきたレポートをお届けします。
■全部入りの機能満載で登場
「HUAWEI Mate 20 Pro」
同社のフラグシップスマホとして、カメラの新機能が中心のPシリーズに対し、Mateシリーズはプロセッサーや各種機能がフォーカスされるようになっています。今回も9月に発表したばかりの最新CPU「Kirin 980」を搭載してきました。
上位モデル「HUAWEI Mate 20 Pro」は本体の左右端がカーブを描く曲面ディスプレーを採用。過去にはHUAWEI Mate 9 Proでも採用したことがありますが、先進的な外観になっています。
たしかに曲面は賛否両論があり、HUAWEI Mate 20 Proでも本体を手でしっかり持つと「タッチしている」と判定され、別の入力がしにくくなることがあるのは気になるものの、ケースを着けて使うなら問題なさそうです。
目を引く新機能として、HUAWEI Mate 20 Proは画面内に指紋センサーを内蔵しました。昨年HUAWEI Mate 10ポルシェデザインモデルで採用したこともあり、初めてではないものの、まだ見たことのない人は多いのではないでしょうか。
実際に使ってみると、画面上に指紋センサーがアイコンで示され、指を当てるだけで指紋認証ができます。専用のボタンを配置する必要がなく、スマホの設計自由度も上がるだけに、これから多くのスマホに広がりそうな機能です。
セキュリティに不安のあった顔認証は、三次元に対応しました。発表会にはグーグルの担当者も登壇して「Playストアの決済に使える」と太鼓判を押すなど、信頼性が高まっています。Android OS全体では、まだ指紋認証を求められる場面は多いものの、技術的にはiPhoneの「Face ID」にかなり追いついています。

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