蒸し風呂のような室内でも問題ない? 過酷な環境&高負荷でベンチマークを実施!
今年の夏は異常な暑さで、夜間でさえ30度を下回らないことがたびたびあった。湿度も高く、まさに蒸し風呂状態。こうした状況は人間にとってはもちろんだが、精密機器類にも大きなストレスになる。
幸いにというか、あいにくというべきか、今回の記事の企画が持ち上がった時点ですでに夏のピークを過ぎていたため、Droboを酷暑の中で試すことはできなかったのだが、室温の高さや高負荷状態がDroboのパフォーマンスにどう影響するかは個人的にも知りたい問題。そこで、暖房を最高温度に設定して部屋をガンガンあたため、室温を30度前後にした上でHDD5台装着したDroboに1時間大容量データを転送し続けて負荷をかけ、CrystalDiskMarkでベンチマークを実施してみた。
●高温下でのDrobo 5D3のパフォーマンス測定 ●高温下でのDrobo 5N2のパフォーマンス測定Drobo 5D3のCrystalDiskMarkの結果を見てもわかるように、高温&高負荷時でも伝送速度が目に見えて下がるようなことはなかった。というより、誤差程度でほとんど変化なし。Drobo 5N2の方もシーケンシャルリード/ライトでGigabit Ethernetの上限(125MB/sec)に近い110MB/sec前後が安定して出せている。
温風が直接吹き付ける場所でもDroboは涼しげに動作
夏が過ぎたとはいえまだまだ半袖で過ごせる季節に暖房をかけるのは結構キツく、人間の方が先に倒れそうな状態だったが、温風が直接吹き付ける場所でもDroboは涼しげに動作していた。測定直後にHDDを取り出して表面温度を測定してみたが、いずれも50度以内におさまっていた。
これなら、留守中にエアコンを切った状態で稼働させていても問題になることは少なそうだ。とはいえ、HDDにとって暑さが天敵であることは間違いないので、今回のように耐久性の高いNAS用のHDDを使用したり、窓際などの温度が上がりやすい場所を避けて設置するなどの工夫は必要だろう。
なお、Droboシリーズには、今回試した2機種以外にも、さまざまな製品が用意されている。なかには8台分のディスクスロットを備えた製品や12台分もスロットのある製品もあり、一般家庭から中~大規模のサーバールームでの使用まで対応しているのが心強い。利用シーンや用途などに合わせて選んでみてはいかがだろうか。
NASモデルやサーバールーム向けモデルもラインアップ
Droboシリーズには、家庭向けからサーバーとの接続に使うハイエンドストレージまで、多くの製品を用意している。ここでは、大企業の部門/中小企業から、家庭でも使える製品を紹介しよう(写真をクリックすると、メーカーページに飛びます)。
(提供:プリンストン)
この連載の記事
-
第47回
sponsored
まさに究極のDrobo! Thunderbolt 3&SSDキャッシュ対応の「Drobo 8D」を試す -
第46回
sponsored
Droboに「AWS CLI」を入れ、Amazon S3にデータバックアップ -
第45回
sponsored
高機能ストレージ「Drobo」はトラブル対策も万全! -
第44回
sponsored
Windowsの機能を使ってDAS型のDrobo 5CをNAS化する! -
第43回
sponsored
Droboなら自分専用のクラウドストレージも簡単に実現できる! -
第42回
sponsored
Droboが柔軟かつ安全な理由は独自RAIDの仕組みにあった! -
第40回
sponsored
写真愛好家向けのバックアップとしてDroboはどうだろう? -
第39回
sponsored
家庭やオフィスでのデータ共有に便利な「Drobo 5N2」は設定も超簡単! -
第38回
sponsored
大切なデータの保存に役立つ「Drobo 5C」をゼロから紹介! -
第37回
sponsored
Drobo管理のキモ「Drobo Dashboard」を細かく紹介 - この連載の一覧へ