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石川温のPCスマホニュース解説 第11回

非常用モバイルバッテリーを用意したい:

災害とスマホ 今回の教訓は

2018年09月10日 09時00分更新

文● 石川温

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バッテリーや防災ラジオの備えも

 また今回の災害の教訓として、非常時に備え、自宅などに大容量のモバイルバッテリーを備えておくこともおすすめしたい。

 災害に備えて非常食と懐中電灯、ロウソクを常備しておくといいと言われているが、スマホがあれば懐中電灯の代わりにもなる。まずはスマホの電力を確保するという意味でも、モバイルバッテリーは備えておいた方がいい。できれば家族の分もあれば安心だ。

 災害発生後、数時間後には避難所やキャリアショップなどで充電サービスが提供される。それまでの「つなぎ」として、モバイルバッテリーが有用だ。

 ただ、北海道の地震では「場所によっては1週間停電になるかもしれない」という話もある。東日本大震災の現地で取材した際、「いつまた余震が来るかわからない。作業しながら情報を得るのにはラジオが便利だった」という話を聞いた。

 スマホは便利だが、ずっと画面を見続けなくては情報収集できない。

 作業をしながら情報を集められ、乾電池で稼働するラジオも備えておくとさらに安心だろう。


筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)など、著書多数。

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