モバイルSuicaやiD、楽天Edyといったおサイフケータイを利用している場合は、機種変更前の端末から機種変更後の端末へデータを引き継ぐ必要があります。引き継ぎ操作をしないと残高などが消えてしまうことがあるため、機種変更前の端末で忘れずに操作を行いましょう。
モバイルSuicaを移行する
「モバイルSuica」で定期券や電子マネーを利用しているなら、そのデータや残高などを移行させるために、機種変更前の旧機種の情報を一時的にセンターサーバーに預ける必要があります。手順が簡単で、パスワードなどがわからなくなった場合のサポートも手厚いのがうれしいところ。なお、改札内に入場中は機種変更の手続きができないため、必ず改札の外で行いましょう。
機種変更前にすること
機種変更後にすること
おサイフケータイ「iD」を移行する
「iD」は、機種変更前に登録してあるクレジットカードの情報を預け入れする必要があります。情報を預け入れる際にも、機種変更後に移行するにも、クレジットカードの暗証番号が必要です。この暗証番号は、iDで個別に変更していなければクレジットカード利用時の4桁の暗証番号と同じです。忘れてしまっている場合には、クレジットカード会社などに問い合わせる必要があります。
機種変更前にすること
機種変更後にすること
楽天Edyを移行する
「楽天Edy」は、楽天会員IDを利用する方法と、ユーザー情報を利用する方法の2つの移行方法が用意されています。楽天会員IDを利用するには楽天会員のIDが必要ですが、手数料は無料です。ただし、引き継げるのは残高のみで、登録してあるユーザー情報は引き継げません。
一方、ユーザー情報を利用する方法は、100円(税別)の手数料が必要ですが、メールアドレスやクレジットカード情報などを含むユーザー情報も移行可能です。ただし、移行にはユーザー情報登録時に設定したパスワードの入力が必要で、もしパスワードを忘れてしまっていると、残高しか引き継げません(その場合でも手数料は必要です)。
ここでは、無料の楽天会員IDを利用した移行方法をご紹介します。
機種変更前にすること
機種変更後にすること
機種変更後のスマートフォンに「楽天Edy」アプリをインストールして起動し、「機種変更の方」をタップしたら、「楽天会員IDで受け取る」から楽天会員IDとパスワードなどを入力後、「残高を受け取る」をタップします。

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