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XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー 第3回

Xperiaのスーパースローモーション撮影で時よ止まれ!

2018年03月21日 10時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII編集部

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 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回はXperia XZ1でも使える「スーパースロー撮影」について解説します。

 最近のスマホカメラは画質がよくて当たり前。そんな中でXperia XZs/XZ Premiumから搭載されたのが「スーパースローモーション」撮影機能。iPhone Xでは最大240fpsのスローモーション撮影が可能ですが、なんと対応Xperiaでは1秒あたり最大960コマのスローモーション動画(1280×720ドット)が撮影できるんです。今回はその撮影方法を解説し、実際に撮影した映像をご覧いただきます。

現在発売されている機種では、Xperia XZ Premium/XZ1/XZ1 Compact/XZsで、iPhone Xの4倍のフレーム数によるスーパースローモーション撮影が可能です

 スーパースローモーション撮影対応機種には、通常の動画撮影中に960fpsの高速撮影に切り替える「スーパースロー」、決定的瞬間を960fpsで撮影する「スーパースロー(ワンショット)」、120fpsで撮影したあとに複数の場所をスローモーション映像にする「スローモーション」の3つの撮影モードが用意されています。

ビデオモードのシャッターボタン上のアイコンをタップすると、スローモードに切り替わります。ここで右下の歯車のアイコンをタップすると、スーパースロー、スーパースロー(ワンショット)、スローモードの3つを選べます

 スーパースロー、スーパースロー(ワンショット)の撮影はかなり難易度が高いです。と言うのも、どちらのモードでもスローモーション映像として記録されるのはわずか約0.2秒です。そのためスーパースロー、スーパースロー(ワンショット)撮影は、連続した動きの中の一部を切り取る……といった撮影方法が現実的です。

スーパースロー、スーパースロー(ワンショット)の撮影時間はわずか約0.2秒。タイミングを合わせるのは至難の業です(ソニーモバイルのサイトより)

 連続した動きの一部ではなく、特定の一瞬をスローモーション映像にしたいのであれば「スローモード」を利用しましょう。こちらは元動画が960fpsではなく120fpsになりますが、どの部分をスロー再生するかあとから指定可能です。960fpsによるほとんど時が止まったかのような映像効果は得られませんが、それでもスローモーション動画のだいご味は十分味わえます。

スーパースローではスローモーション映像にしたいタイミングで正確にボタンを押さなければなりません

スローモードでは画面中央側のスライダーで、スローモーション映像にする場所をあとから指定可能です

 960fpsのスローモーション映像は一昔前なら高価なプロ用機材でなければ撮影できませんでしたが、いまではポケットに入るXperiaで撮影できるのだから驚きです。撮影できる尺が短いので使いこなすのはちょっと難しいですが、人間の目では正確に捉えられないスーパースローモーション映像の世界を、ぜひXperiaで楽しんでください。

 Xperiaで実際に撮影したスローモーション映像(↓)を編集してみました(後半5カットはスピーディー末岡氏撮影)。ある程度の明るさがあれば室内でも撮影可能ですが、できれば屋外のほうがノイズの少ない映像が得られますよ。

※Xperia XZ1/Android 8.0.0で検証しました。

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