このページの本文へ

XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー 第75回

83インチ4K有機EL「XRJ-83A90J」で120fps対応「フォートナイト」をプレイしてわかったメリット

2021年08月30日 10時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 前回(110万円の83インチ4K有機EL BRAVIAを体験! その画質に目がくらむ)、ソニーの83インチ4K有機EL「XRJ-83A90J」でPS5のゲームを体験してきたのですが、用意していたゲームソフトが120fpsに対応しておらず、高解像度、高画質を堪能したものの、ヌルヌル描画を体験できませんでした。というわけで、120fps対応「フォートナイト」を私物のPS5にインストールして、日を改めて再度体験してきました。

PS5を専用ナップザックに入れてソニーストア銀座に持ち込みました。このPS5専用ナップザックのレビューは改めてお届けいたします

フォートナイトで体感した120fpsのメリット

 フォートナイトを120fpsでプレイしてみて最初に感じたのはエイミングのしやすさ。筆者は、超至近距離の撃ち合いになった場合には、激しくジャンプしつつ敵を狙うのですが、相手も同じように振る舞うことが多く、60fpsだと敵の動きがわかりづらいことがありました。その点、120fpsでプレイすれば激しく動いていても映像が滑らかなので、照準を合わせ続けやすいです。ドアを開けた瞬間や、通路の曲がり角で突然敵と出くわすことがありますが、フレームレートが高いほうが勝率は確実に上がると思います。

フォートナイトはグラフィック設定の「120FPSモード」をオンにすると、ゲームが120fpsモードで実行されます

120fpsモードでフォートナイトをプレイすると、画面をグルングルンと回転させても映像が滑らかに表示されます。写真には残像が写っていますが、自分の目ではほとんど体感できません

 フォートナイトをプレイ中にもうひとつ気づいた120fpsのメリットが、超遠距離の敵を見つけやすいこと。走っているときや、視界を左右に素早く振っているときでも、遠くの敵の動きに気づきやすいです。描画が滑らかなぶん、ごく小さな動きでも判別しやすいのだと思います。先に敵の位置を把握していれば、死角に入りつつ距離を詰められるので、有利に立ち回れること間違いなしです。

もちろん83インチ4K有機ELという大画面、高解像度だからこそ遠くの敵を見つけやすいわけですが、120fpsのなめらかな動きのおかげで、さらに視認性が向上しているのだと思います

 さて、83インチの大画面でTPS(サードパーソンシューティング)をプレイするということで3D酔いが心配でしたが、特に目の疲れやめまいなどはほとんど感じませんでした。ある程度距離をとってプレイしていたこともよかったのでしょうが、フレームレートの高さが3D酔いの原因となると言われている違和感を低減してくれたのかもしれません。

今回は30分ほどほかのゲームをプレイしてから、さらにフォートナイトを30分プレイしたのですが、特に顕著な身体の疲労はなかったです。83インチの大画面であっても、適切な距離をとったうえで、画面が滑らかに描画されていれば、疲労は特に変わらないようです

120fps対応ゲームは意外と少ないけど……

 PS5自体、そして83インチ4K有機EL「XRJ-83A90J」などのテレビ側は、ハイフレームレートでのプレイの準備が完了していますが、いまのところ120fpsに対応したゲームはPS5用であっても少数派です。もちろんフレームレートだけがゲームの良し悪しを決めるわけではないですが、ゲーム世界への没入感を高めるために多くのゲームが120fpsに対応することを期待したいところです。とはいえ、今後120fps対応ゲームは増えていくので、これから大画面テレビを購入するのであれば、4K120p/8K60pのフレームレートをサポートした「HDMI 2.1」対応テレビを強くオススメいたします。

「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」はグラフィックモード「パフォーマンス」でも最大フレームレートは60fpsです。PS5用ゲームでも120fps非対応ゲームは多いです

■関連サイト

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン