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PCを鮮やかに彩るLEDファン大全 第2回

操作性グッド! 専用ソフトでLED+αのファンコントロール

2018年03月06日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

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温かみのある発光がグッド

製品名:Are RGB 12cmファン AR120RGB
メーカー:NZXT
URL:http://www.nzxt.jp/products/detail/aerrgb.html
実売価格:3900円前後

半透明カバーで柔らかな発光を演出。オーロラのように、ゆっくりと色が変化していくLED演出は、とくに奇麗だ

 「Aer RGB」シリーズは、アドレス指定制御にいち早く対応していたNZXTのLEDコントローラー「HUE+」向けのRGB LEDファンになる。8個のLEDをフレーム部に搭載しており、同社の総合管理ソフトウェア「CAM」から、LEDカラーを個別に制御できる。

 「HUE+」は300mm、LED×10個のLEDストリップテープが4本付属し、実売価格9000円前後になる。そのため、最低1万2000円前後からと導入コストは高めになっている。

 「Aer RGB」シリーズは、PWM制御に対応しており、回転数は120mm「AR120RGB」、140mm「AR140RGB」ともに500~1500rpmになる。そのほかのスペックは「AR120RGB」が風量17.48~52.44CFM、静圧0.15~1.35mmH2O、騒音値22~33dBA。「AR140RGB」は風量30.39~91.19CFM、静圧0.17~1.52mmH2O、騒音値22~33dBAになっている。

均一に光りが分散するように、フレームカバー部に8個のLEDを搭載している。形状的に吹き付け固定がベストだろう

ほぼ均一な奇麗な発光になっている。ある程度斜め側面からもLEDライティングを楽しめるが、なるべく正面に設置したい

LED搭載部のカバーは側面から若干見えるデザインになっている。排気側には、光りはほとんど漏れない

LEDの制御ケーブルはデイジーチェーン接続が可能になっている。ファンの電源供給はPWM4ピンコネクターになる

LEDコントローラーの「HUE+」。ホワイトLEDが備わっているおり、2.5インチベイに固定可能だ

専用ソフトウェアの「CAM」でLEDを操作できる。「HUE+」は2chを備え、1chあたり「Are RGB」シリーズを5基、またはLEDストリップテープを4つ制御できる

8個のLEDカラーを個別に設定可能になっている。LEDをCPUやGPUの温度やゲームと連動させる機能も備わっている

「HUE+」には、裏面が磁石になっているLEDストリップテープが4本付属。ファンとともにPC内部を彩れる

Thermaltakeの鉄板LEDファンの最新モデル

製品名:Riing Plus 12 RGB Radiator Fan TT Premium Edition 3Pack(CL-F053-PL12SW-A)
メーカー:Thermaltake
URL:https://www.ask-corp.jp/products/thermaltake/accessory/riing-plus-rgb-fan-premium-edition.html
実売価格:1万2000円前後

12個のLEDカラーを個別に操作することで、多彩なイルミネーションを楽しめるThermaltake「Riing Plus RGB」シリーズ

 Thermaltake「Riing Plus RGB Radiator Fan TT Premium Edition」(以下:Riing Plus RGB)は、LEDファンの鉄板中の鉄板で、再びPCライティングへの注目を呼び覚ましたリング状LEDを備える「Riing 256Color LED」シリーズの最新モデルだ。

 従来と同じく、リング状にLEDを搭載するが、内蔵する12個のLEDは個別に制御でき、多彩なLED演出を実現できる。

 ファンとともに、同社のLEDライティングコントロールソフトの操作性も良好で、LEDとともにファン回転数のコントロールのほか、同社製の水冷パーツなどが備えるLEDの制御も可能になっている。

従来と同じく、フレームの真ん中にLEDリングを搭載している。固定部には防振ゴムを備えている。なお、電源供給とLED制御は専用ケーブル1本で可能だ

「Riing 256Color LED」は控えめ光りかただったが、「Riing Plus RGB」はかなり明るめになっていると言える

LEDリングはフレーム真ん中にあるため、吸排気側、側面も光る。設置場所に関係なくPC内部を彩れるだろう

コントローラーには、最大5基のファンを接続でき、コントローラー同士のデイジーチェーン接続も可能になっている

使い勝手良好なLEDコントロールソフトウェア。LEDカラーや発光パターンの変更、ファン回転数の調節などわかりやすく並んでいる

ThermaltakeのLED搭載ウォーターブロックなどもまとめて操作できる

 120mm角の「Riing Plus 12 RGB Radiator Fan TT Premium Edition」は回転数が500~1500rpmで、風量48.24CFM、騒音値24.7dBA。140mm角の「Riing Plus 14 RGB Radiator Fan TT Premium Edition」は回転数500~1400rpm、風量63.19CFM、騒音値172dBAになっている。

 なお、アドレス指定制御に対応するマザーボードなら、実売価格2200円前後のLEDコントローラー「TT Sync Controller」(型番:CL-O015-PL00BL-A)を使うことで、「Riing Plus RGB」などをマザーボード側ソフトウェアで制御できるようになる点も注目だ。

ASUSやGIGABYTE製マザーボードのソフトウェアからコントロール可能にする「TT Sync Controller」(型番:CL-O015-PL00BL-A)

Z370やX299マザーボードの一部が、アドレス指定制御に対応するヘッダピンを搭載している(リストはThermaltakeのサイトから抜粋)

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